狭小日本家屋に大きなベースステーションをどう置くか?
まずは我が家の構造を説明しておこう。古いテラスハウスで2階建て。1階にはキッチン、リビング、ダイニング、洗面所。2階には僕の仕事部屋、寝室、そして書庫兼子供たちが帰省時に使う部屋がある。
基本的に汚れるのはキッチン、リビング、ダイニングなので、ベースステーションは1階に置くことにした。とはいえ、リビングに大きなベースステーションを置きたくはないので、廊下の端というか、玄関に置くことにした。靴を脱ぎ履きする場所が少し玄関が狭くなるが仕方ない。みなさん、どこに置いてらっしゃるのだろう?

その場所には電源がなかったので、別の場所から面倒な取り回しをすることになった。横にDIYで変圧器を隠す場所そ作った。DIYの箱の上には妻のパワーアシスト自転車を置けるようにした。ベースステーションは左右に5cmずつ、手前に1mの余裕を開けて設置するように書かれているが、狭小日本家屋においてはその条件を完全に満たすのは難しいのではないだろうか?
初めての“マッピング”にユーザーもワクワク
ともあれ、これでやっと準備完了。続いて、スマホにアプリをインストールして、連携させる。そして、まずはマッピングをスタートさせる。
最初は1階でマッピングを実行。Dreame Aqua 10 Ultra Rollerは、LiDAR SLAM(ライダーによる同時定位と地図作成)で非常に精度の高いマッピングを行い、環境を把握する。操作は専用アプリから簡単にでき、さまざまな設定もこのアプリから行う。
このマッピングは、まるで初めて家に来たペットが、恐々と家の中を探検しているようで、なかなか面白い。リビングをひと回りすると、おずおずとキッチンに入ってチェック。次に段差を乗り越えて廊下に出て、廊下をチェック。廊下の端は玄関になっていて30cmほどの段差があるので、落ちないか心配したのだが、落ちることなく回避。
次にまた段差を乗り越えて洗面所兼脱衣場に入り、この場所をチェック。糸くずや髪の毛などが落ちがちな場所なので、ここを掃除してくれるのも嬉しい。

そして、マッピングが終わったので、いよいよ掃除をスタート。3万Paというロボット掃除機としては強力らしい吸引力で掃除をしてくれる。ウチには絨毯がないので、この吸引力のありがたみは正直言って感じにくいのだが、絨毯に土足で上がるような生活なら、この吸引力は頼もしいのだろう。オフィスなどだといいのかもしれない。
ボディ右前にある細い3本の回転式ブラシが、部屋のエッジ部分や、家具の足の下にあるホコリを掻き出して、それをメインのローラーと吸入口が吸い取ってくれる。これは、手で掃除機を使ってる時にカバーできていない部分のホコリも吸い取れていると思う。そして、そういうところにこそホコリが積もるのだ。この回転ブラシ、根元がアームになっていて少し伸びる。コーナー部分などはそうやって掃除しているようだ。
