現地10月21日に開幕した2025-26シーズンも各チーム約10試合を消化して、ルーキーの活躍度も徐々に見えてきた。
全体1位指名のクーパー・フラッグ(ダラス・マーベリックス)は、11月10日のミルウォーキー・バックス戦で26得点をマークし、これまでレブロン・ジェームズしか成し遂げていなかった18歳での25点超えを達成。チームは3勝9敗と苦しんでいるが、早くも主軸の一角を担っている。
老練のドレイモンド・グリーンをして、「オールスター選手並のプレーをしている」と言わしめたVJ・エッジコム(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ/全体3位指名)、球団新記録の開幕5連勝に貢献したサンアントニオ・スパーズのディラン・ハーパー(全体2位指名)ら上位指名組も、前評判を裏切らない活躍を見せている。
そんななか、2025年のドラフトの成果に特に手応えを得ているであろうフランチャイズが、シャーロット・ホーネッツだ。
チームとしては、ここまで4勝7敗と負け越してはいるものの、揃ってスターターに定着している2人、4位指名のコン・カニップルと、34位指名のライアン・コークブレンナーが、新人随一のパフォーマンスを発揮している。
ブルックリン・ネッツ相手に快勝を飾った開幕戦では、コークブレンナーが10得点、11リバウンドのダブルダブル、カニップルが11得点、5リバウンドと揃って躍動。シーズン初戦でルーキー2人が先発したのは、フランチャイズ史上初の出来事だった。
カニップルは開幕11試合で平均16.6点と、今ルーキーでNo.1の得点力を披露。得意の3ポイントはデビューからすべての試合で1本以上決めており、成功数は新人最多の35本、成功率は39.8%と4割に迫る。
身長216cm、ウィングスパン229cmを誇るコークブレンナーは、リバウンド(平均6.8本)でフラッグと並んでルーキー1位、ブロック(同2.36本)では新人ダントツ、リーグ全体でも2位につけるリムプロテクターぶりを見せている。
加えてコークブレンナーはフィールドゴール成功率83.3%でもリーグ全体1位と、得点効率も非常に高い。
ホーネッツのチャールズ・リーHC(ヘッドコーチ)も、「彼のバスケットボールIQは素晴らしい。どこにいればパスを受け取れるか、最適なダンカースポットを的確に理解している。選手たちも、そんな彼には自信を持ってボールを預けられるんだ」とコークブレンナーの能力に言及。
指揮官はさらに続ける。「彼のプレーを見るのは楽しいよ。ドラフトした時から、ライアンがどんな選手かはわかっていたはずなんだが、それでも彼は守備面で我々に驚きを与え続けてくれている。ゴール下で相手のショットをブロックし、ペイントエリアを支配する上でも非常に効果的な働きをしてくれる。
そして攻撃面では、スクリーンアシストや、オフェンシブ・リバウンドを取ることでポゼッションをキープし、セカンドチャンスの機会を生み出してくれる。それにロブを受けてリムの上からフィニッシュする力も持っている」
ホーネッツではほかにも、カニップルと同じデューク大出身で全体33位指名のシオン・ジェームズも、全11試合(先発6試合)に出場している。
ここまで平均8.3点、3ポイント成功率でリーグ2位(新人1位)の58.6%を記録しているジェームズについては、「チームのコネクター役であり、攻守両面でフィジカルさ、しつこさやタフさといった部分をもたらしてくれる存在」であるとリーHCは評価している。
すでに即戦力となっている彼らに加えて、フェニックス・サンズから29位で指名後にトレードで加入したコネティカット大出身のリアム・マックニーリーを含めた4人のルーキーが、今後のホーネッツの貴重な戦力となる。
フランチャイズの屋台骨を担ってきたマイルズ・ブリッジズとラメロ・ボールにとっては、ベテランのコリン・セクストンと並んで、頼もしい若手戦力が新たに加わった。最後にプレーオフに進出した2015-16シーズン(1回戦敗退)からちょうど10年目となる今シーズン、まずはプレーイン・トーナメントに出場できる10位以内を目指したいところだ。
文●小川由紀子
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