
2024年9月にDigital Single「WILD BLUE」でデビューした5人組ボーイズグループ・WILD BLUE。現在は、ラジオや冠番組など、アーティストとしてはもちろん、グループでの活躍の幅を広げていっている5人。デビューから1年がたち、2025年9月23日には1周年記念ライブも開催した。そんな怒涛の1年間を過ごした、WILD BLUEがWEBザテレビジョンに初登場。1年間の活動を振り返ってもらいながら、一緒の時間を過ごしたからこそ見えたメンバーの好きなところや、新曲「君の笑顔とあの空」の魅力、そして今後の展望などをたっぷりと語ってもらった。
■デビューから1年「毎日のようにステージに立って歌っていた」
――デビューから1年経ちましたが、この1年は、早かったですか?
山下幸輝(以下、山下):早かったですね。特に今年に入ってからは、毎日のようにステージに立って歌っていて、ファンの皆さんとたくさんお会いできて充実していたので。
――いいこともたくさんあったと思いますが、初めてのことばかりで大変なことも多かったのではないでしょうか。グループとして一番苦労した点は?
池田優斗(以下、池田):他のアーティストさんと比べてもカムバックまでのスパンが短くて、スピード感を持ってこの1年活動させていただきました。だからこそ、1つ1つの楽曲をうまく消化して、自分たちのものにして表現していくのが大変でした。
「君の笑顔とあの空」や「Astrist」で、第2章のWILD BLUEの感じが伝わっていると思うのですが、それまでは明るくて爽やかなイメージだったので、似た表現になってしまいそうで、どう差別化するのかが難しかったんです。だから「今回はどのように見せたいか」、「何をテーマにするか」をみんなで話し合って決めることで壁を乗り越えてきた1年でもあったと思います。
――具体的には、どういう話し合いをしたのでしょう。
池田: 例えばセットリストに「WILD BLUE」と「Bubbles」があるとします。この2曲ってどちらもハッピーで爽やかで、テンション感が似ているんですよ。重ならないようにするには「Bubbles」はMVに学校のシーンがあるから「クラスの中のやんちゃな5人組みたいな感じにしよう」と相談して、「じゃあ、俺こういうキャラでいく」と1つ1つ役を決めたりという感じです。
■メンバーそれぞれが成長した点を明かす
――個人としての成長はどうでしょう。自分が成長したと思う点を教えてください。
山下:僕は、お笑い…ですね。まだまだですが(笑)。冠番組『WILD BLUEのわぶっていきましょう!』(ABCテレビ)で東京ホテイソンさんと一緒に番組を作っていく中で、笑いの力、笑いの良さを感じていて。最近は芸人さんの映像を見て学んでいて、少し成長した気はします。
鈴川直弥(以下、鈴川):僕は中学高校が幸輝と一緒でずっと見ているけれど、めっちゃ成長してます! こんなに人前でしゃべれなかったから。
山下:それはよかった(笑)。直弥は?
鈴川:僕はステージでの慣れですね。1年前の初ステージは、ガチガチに緊張しました。今も緊張はするけれど、1回目とは違う、いい緊張感。楽しんでパフォーマンスする余裕が生まれてきました。練習もしているけれど、それ以上に本番の回数を積み重ねたことが大きいと思います。
――ステージ前に、緊張しないようにするルーティーンはありますか。
鈴川:出る前に、みんなで円陣を組んだりグータッチをします。メンバーと「よし!」とアイコンタクトを取って、気合いを入れて。
山下:場慣れしてきたよ。会場の雰囲気やファンの皆さんのリズムでこちらも変わるけど、いろいろなものを吸収して、対応できるようになっている。君、成長したよ!
鈴川:あざっす、先輩! そう言ってもらえて、うれしい。
一同:あはは(笑)。
――一番の緊張しいは誰なんですか?
山下:直弥じゃない?
池田:緊張はみんなするけれど、直弥が一番わかりやすいんですよ。緊張しているのが伝わっちゃう(笑)。最近は表情を見て、「あ、直弥、今日は大丈夫だ」と安心したりする。
鈴川:そんなに観察されているの? ちょっと照れるな(笑)。
山下:そういう直弥を見ると、こっちがほぐれていいんです。
池田:自分の成長かぁ…。話のタイミングを図れるようになったことかな。バラエティー番組やインタビューを5人で受けることが多いのですが、「今、誰が話すべきか」の線引きに慣れてきたこと。カブらないでしゃべれるようになったというか。スタッフさんや東京ホテイソンさんは「どんどんやっちゃっていい」と言ってくださるのだけれど、切り出すタイミングって難しくて。
1年前はそもそも5人で何かするということに慣れていなかったし、話すときも探り合っていた。今は僕だけじゃなくて、「今、行ける!」というタイミングをみんな阿吽の呼吸で掴めるようになりました。
宮武颯(以下、宮武):僕は、プロデュース力。1年間やってきて、どう映るか、どう見られているか、どう受け取られるかが少しずつわかってきました。1年前は「見せたいものだけ」があったのだけれど、今は「STARRY(WILD BLUEファンの呼称)はこれが見たいんだろうな」というのがわかるようになってきました。今後はSTARRY以外にも刺さる見せ方を学んでいきたいです。
鈴陽向(以下、鈴):僕は、カメラに映っている自分を見ることに慣れたことです。1年前は、カメラで撮られた自分を見るのがすごくイヤで、全く見なかったんです。1年経っていろいろな撮影を経験して、克服できたと思います。
■1周年ライブで「次の課題も見つかりました」
――そんな成長を感じた皆さんは、9月23日に幕張メッセ 幕張イベントホールでデビュー1周年ライブ『WILD BLUE 1st Anniversary~SKY VOYAGE~』を行いました。どうでしたか。
山下:制作の最初の段階から、僕たちが衣装、セトリ、映像、グッズをSTARRYのために考えました。だからいい意味で手作り感のある、WILD BLUEらしい、1年目らしいライブができたと思います。
――アイディア出しは誰が中心に?
鈴:幕張が決まってすぐ、颯が「こう見せたい」と動いてくれました。
宮武:今回は入ってくるときにお出迎えをして、帰るときにお見送りをしたのですが、STARRYがすごく喜んでくれたから、終わってから安心しました。トロッコのルートも僕の提案なんだけれど、それも喜んでくれたみたいで。ただ、できなかったこともいっぱいあったから、次の課題も見つかりました。
池田:颯くんが最初に説明してくれたとき、すごく計算し尽くされていたし、想いもこもっていた。だから「それいいね」となったし、「じゃあ、こうするのは?」と僕たちもアイディアを出しやすかったんです。颯くんがやりたいことが僕たちのやりたいこととイコールなので、僕たちも純粋に楽しめるんですよ。
■1年活動して見えたメンバーの好きなところを告白
――チームワークも育っていますね。では、1年間活動して見えてきた、メンバーそれぞれの好きなところを教えてください。まず、鈴さんはどうでしょう。
鈴:1人ずつ言ってくれるの?
鈴川:え~、どうしよう?
鈴:何で迷う!
山下:「最高の末っ子でいてくれてありがとう」…だな。YouTubeでも、末っ子らしい行動や言葉がすごく面白い。そういうキャラクターでいてくれるのが好き。おすし屋に行って「ポテト食べる?」とかいう、子供っぽいところ(笑)。
鈴川:僕は寄り添ってくれるところですね。相談もしやすいし、受け止めてくれる時の安心感があります。末っ子なのに(笑)。元々知り合いっていうのもあるのかな。ヘコんでいるときも陽向が察知して、「大丈夫?」と来てくれる能力があります。
池田:めっちゃ細かいのですが、何かあったときに写真を送ったり、「今日はありがとね」というメッセージを送った後の陽向の返信が好きです。絵文字など特になくて、「ありがとう」だけが来る、そのゆるい感じがこのグループにあまりないので好きですね。
宮武:僕は、生意気なところです。思春期がまだ残っている、その感じが僕からしたら可愛いです。一番子供っぽいと思います。
――宮武颯さんについては?
山下:WILD BLUEの接着剤みたいなところですね。颯の言葉や行動で、俺たちがひっつきたくなるし、信じちゃう。そういうところ。
鈴川:やはりプロデュース力です。マジで凄い。自分はステージのプロデュースとかよくわからないので、安心して任せられる。そこがシンプルに凄いと思います。
池田:僕は細かいところで攻めますね(笑)。パフォーマンスの、ダンスの足さばきが好きです。足の可動域がすごいというか。早くて、ちゃんとクリアに足が見えるステップが見ていて気持ちいいし、綺麗です。振り付け師さんの意図を汲み取るようなクリアなダンスで、いつも綺麗だなと思って見ています。
宮武:マニアックだな(笑)。でも僕は楽に踊る癖があるので、もっと汗かいて踊るようにしますね。
鈴川:反省会になってるぞ(笑)。
鈴:お兄ちゃんなところが好き。5人の中でも一番年上ですし、個人的にご飯によく行きますが、知識がいっぱいあるし、教えてくれることもいっぱいあるので、尊敬できます。
宮武:それ…、深いようで浅いな。
一同:あはは(爆笑)
――池田優斗さんは?
山下:グループのバランサーですね。
池田:え? 自覚ないな。
山下:困ったらバランスを取ってくれている。安心して信じられる存在です。
鈴川:やはりストイックなところかな。シンプルに頑張っているから、刺激をもらえて、すごく好きです。自分に対してストイックなんですよ。それを見ると、僕も頑張ろうと思えます。
池田:うれしい。でもストイックというより、心配性なんだと思う。常に何かしなきゃいけないと思ってしまうし、やっていないと不安になる人なので、それが結果的に練習や成長に繋がっているのだと思います。
鈴:限界を超えるまでやるんですよ、優斗って。でも、そこが好き。限界値が100だとしたら、130までやる。すごいし、かっこいい。僕はいろいろな方向に行きたくなっちゃうけれど、優斗は真っすぐなんです。
池田:性格的に曲がったことが好きじゃないというか、自分が信じた道をずっと突き進むタイプだからかな。僕みたいな存在もいて、そうじゃない人もいる。それでグループのバランスを保てているんだと思います。
宮武:そんな優斗は、俺に努力をやめさせてくれた人です。直弥は刺激を受けて頑張ると言ったけれど、僕はその逆。優斗とも話したんです。見られてわかる「表向きな努力」をしたいよねって。全員が踊れても、全員が歌えても、全員が魅力的には見えないじゃないですか。逆に埋もれちゃう。
「できないことの魅力」というのもあると思うんです。だから僕はもっと違うことに労力を向けようと思いました。人の個性を引き立てられるのが僕の個性だと思うので、僕は振付や演出で頑張りたいと思うようになりました。
――では、鈴川直弥さんはどうでしょう。
山下:いや、ないです(笑)。
鈴川:一番あるやろ!
山下:いい意味で変わらないところがいい。歌もダンスもレベルが上がっているけれど、マインドは変わっていない。ずっと雑草のようにぐんぐん育って、たまに踏まれるけれど、育っていってキレイな花が咲く感じ。
池田:このままでいてほしいなと思う感じがすごいありますね。憎めない感じが直弥にはある、それは一つの武器だと思っています。そういうちょっと危なっかしい感じが好きです。
鈴川:さっきから褒められてるのか、そうじゃないのかわからん…。
宮武:問題児なので(笑)。でも、身長が高いのは好きだなー。うらやましい。
鈴川:みんながいじってくれるのもうれしいよ。
鈴:僕はこうやっていじって、直弥から許されるのが好きです。みんなも許されるから、直弥をいじるんです。愛されているということだと思います。
――山下さんは?
鈴川:ありすぎて難しいな。元々友だちだし。わかりやすく言えば、太陽みたいな感じです。説明は不要。
宮武:浅いな(笑)。
鈴川:いや、深いよ。マントル(地球の中心)ぐらい深いよ。太陽でいてね!
池田:突拍子もないところが好きです。予測不可能で、「ここでそれ言うんだ」感がたまりません。面白くなくても、とにかく周りを「え?」と思わせることができれば勝ちだと思う。そのタイミングが毎回絶妙で、「誰が行くんだ?」というときに、突拍子もないボケをぶち込んでくる。周りを見ていないようで、見ているのかな。
宮武:僕は、顔周りの骨格が好き。帽子を適当にかぶってもカッコいい。僕はおでこが狭くて前髪を入れるかぶり方しかできなくて。
山下:帽子はメンバーで1番似合うと思います!
宮武:僕は厳選しないと似合う帽子がないんです。この職業にとって帽子を適当にかぶれるメリットはでかいよね。それに襟足を伸ばしていても、イヤモニが綺麗に収まる。僕と陽向はダメなんですよ。襟足も、うらやましい(笑)。
鈴:ファッションね! 僕が似合わない色をチョイスして、それが似合うのがマジで羨ましいです。赤のトップスに黄色のズボンを履いても似合う男です。
宮武:でも、たまにバグってる(笑)。水色のキャップに赤いパンツとか。俺がそれを着て来たらみんな反応するんだろうけど、幸輝の場合は「そういう気分か、今日は」ってなる。
鈴:そうそう。幸輝だから許されるよね。
■WILD BLUE第2章は「カーブします(笑)」
――10月から冠番組『WILD BLUEのわぶっていきましょう!』が始まりましたが、今後どんな姿を見せたいですか。
鈴川:この番組のテーマは、その道のプロの人に教わって自分たちも成長していくことなので、パーソナルな部分だけでなく、成長していく姿を一緒に届けたいです。
――番組の中で、懐かしの曲にオリジナルの振付をしてパフォーマンスをするコーナーもありますよね。初回の「フライディ・チャイナタウン」の裏話を教えてください。
宮武:僕と幸輝で振付を作ったのですが、めっちゃ難しかったです。最近の曲は音数が多いのですが、昔の曲はトラックがシンプルで逆に難しい。そうなると歌詞やメロディーでリズムを取らざるを得ないけど、それだと面白みが出にくいというジレンマがあって。そういう中でダンスをよく見せるのが難しかったです。
――番組テーマ曲の新曲「君の笑顔とあの空」の魅力はどんなところでしょう。
山下:WILD BLUEの2年目にふさわしい、今までの1年を締めくくる曲。めちゃくちゃ明るくてキャッチーで、サビは全員で歌っています。ライブですごく盛り上がる、僕らにとってある意味唯一無二な楽曲だと思います。
――「君の笑顔とあの空」はWILD BLUE第2章へのプロローグとのことですが、第2章はどのようになっていくのでしょうか。
山下:めちゃくちゃ曲がります、カーブします(笑)。右に!
鈴川:右に何があるの?(笑)。
山下:どっちに曲がるかわからないけれど、挑戦という意味です。これからは、いろいろな方面、いろいろな曲に挑戦したいです。
■グループで叶えたい夢は“チャートで1位になること”
――来年アルバムやホールツアー『WILD BLUE LIVE TOUR 2026 〜CURVE〜』などもあると思いますが、来年に向けての抱負を教えてください。
池田:2年目に突入して、ツアータイトルに『CURVE』とあるように、一味も二味も違うWILD BLUEを見せていきたいですね。それと同時に、『WILD BLUEのわぶらじ』(TBSラジオ)、『WILD BLUEのわぶっていきましょう!』の冠番組も盛り上げて、1年目よりも入口の数をどんどん増やしていきたいです。
僕たちを知らない人たちが、楽曲やYouTubeだけでなく、番組を通じて知ってくれる2年目にしたい。そして、今まで応援してくださっている方も誰一人置いていかず、一緒に歩みながら、ファンダムの力を増強させていければいいなと思っています。
――最後に、今後グループで叶えたい夢を教えてください。
宮武:チャートで1位になりたい。いろいろな楽曲に挑戦して、「これもいいよね」みたいな全方向で攻めていきつつ、その中で、どんなチャートでもいいので、1位になりたいです。
◆取材・文=坂本ゆかり/撮影=梁瀬玉実

