ママたちをつなぐ架け橋を目指して。オンラインコミュニティ『ママミー』が叶えたい未来
——事業のスケールを目指す場合、一般的には属人性を排除していくと思うのですが、サキココさんは現在もご自身が講師を務めています。そこにはどのような考えがあるのでしょうか?
正直、外部の講師に任せたほうが事業の拡大はしやすいと思います。ただ、私にとってこの事業の原点は「私自身がママと関わりたい」という想いなんです。そして、発信を見てくれているフォロワーさんとは、“この私”を見てくれているからこそ成立している関係だと思っています。だから、人によって変わってしまう雰囲気作りや居心地をコントロールできる存在でいたいんです。
しかし、全てを一人でやるわけにはいかないので、スタッフや講師を迎えるときはスキルだけでなく、信頼関係を築ける人や想いを共有できる人がいいと思っています。ただ、私と同量の情熱や愛情を持ってもらうのは難しいですし、その方が自分により近い想いを持ってくれるかどうかは、私とその方の関係性によると思うんです。ですから「サキココが大切に思ってる人だから大切だ」と思ってくれるくらいの関係性は、必要だなと思いますね。
——これからのビジョンや挑戦したいことをお聞かせください。
私が独立したのはそもそも「多くのママたちの力になれるような身近な助産師になりたい」という想いからでした。オンライン講座の次のステップとしては、多くのママたちの“居場所”となれるものを作りたいと思っており、現在『ママミー』というママ向けのオンラインコミュニティを作っています。

引用:『ママミー』公式サイト(https://mamamii.co.jp/)
『ママミー』が目指すのは、世の中のママたちの架け橋となれるようなプラットフォームです。より多くのママたちをつなぐためには、SNSの発信力だけでは知名度も不十分ですから、最近は企業とのコラボレーションなども積極的に行っています。
一方で『ベビマル』は主軸となる事業なので、『ベビマル』と『ママミー』の間でいい循環が生まれる事業にしていきたいです。そしてその中で、産後のママたちが孤立しない社会を一歩ずつ創っていければと思っています。
