本当に“使える”段階に来た──でも、日本ではAIが使えない
まとめると、現状でもアーリーアダプターが使うには十分に実用的な完成度だったし、いよいよグラス型デバイスの普及が秒読み段階になったのではないかと思う。
ただし、現状、前モデルと同様、日本ではAI機能が使えないのが残念なポイント。視界を撮影して、AIに読み込ませるというのはいろいろな問題も発生しそうだが、やはりMeta Ray-Banのキモはそこにあるはず。内蔵されたスピーカーとマイクを使って、日常的にAIを駆使し、必要に応じて視界さえも共有して「これは何?」とか、「表組みの小計欄を合計して」などと言えるようになると、AIが本当にアシスタントとして、日常に溶け込んでいくことなると思う。
ただ、その機能をMeta社が握るとなると、個人情報的な懸念は大きいし、アップルが「プライバシーを保護してオンデバイスで行う」というと、そちらを好む人も多いかもしれない。これから数年、AIグラスの進化が非常に楽しみだ。
AIグラス時代の幕開けに寄り添うMESON
今回、ご協力いただいたMESON(メザン)は、『空間インテリジェンス技術』の社会実装を目指すスタートアップ。
MESON
https://www.meson.tokyo/
Vision Pro、Meta Ray-Ban Displayのように、空間を使ったコンピュータ操作に、AIが組み合わさってくることを早くから予見し、独自サービス、アプリを開発するとともに、東京ガス、伊藤忠商事、博報堂DYホールディングス、NTT Docomoなどの企業のARアプリ、サービスの開発に協力している。

代表の小林佑樹さんは、X上で『ARおじさん』としても知られており、2023年のWWDCで日本のデベロッパーとしては唯一Apple Vision Proを体験した人物。
今回も、本機を体験させていただいただけでなく、今後の展望について、いろいろ示唆に満ちた話を聞かせてもらった。
空間インテリジェンス技術を自社のサービスの中に取り入れたいと考えている企業の方は、まずはMESONにご相談を。

(村上タクタ)