ここ最近のF1で、不振に陥っているオスカー・ピアストリ(マクラーレン)。彼にまつわるキャンペーンを展開している地元オーストラリアのファストフードチェーン『グリルド』は、ピアストリを“呪った”とする論調に対してSNSで反応した。
グリルドは元々、ピアストリが表彰台に上がるたびに無料の“ボーナスバーガー”が手に入るというキャンペーンを実施していた。しかし、今季ほぼ毎戦のようにトップ3に入っていたピアストリは不振に陥り、9月のイタリアGPを最後に5戦連続で表彰台を逃している。これを受けてグリルドは、ピアストリがレースを走るだけでボーナスバーガーが提供されるという条件に下方修正した。
この変更は瞬く間にSNSで拡散され、「ピアストリの不振はグリルドの呪いだ」というジョーク交じりな批判の声も挙がっていた。
こういった世間の声に対し、グリルドはSNSを更新。「“呪い”を信じる皆さんへ」という書き出しと共にこう綴った。
「皆さん、そしてF1ファンの方々に、我々から謝罪をさせてください」
「我々としても、F1の歴史を変えてしまうほどの美味しいバーガーを作ろうなんて思っていませんでした」
「というわけで、申し訳ありません。うちのハンバーガーがこんなに美味しいなんて。呪いについてのジョークは大歓迎ですが、実際のところオスカー・ピアストリのような男に賭けないなんてあり得ません。彼はオーストラリアのヒーローであり、これからも応援し続けます」
「今日も、明日も、そしてこれからもずっと。オスカー、チーム・グリルドはあなたの味方です」
とはいえ、ピアストリは深刻な不振に陥っている。彼は長くドライバーズ選手権をリードしてきたが、アゼルバイジャンでのリタイアを皮切りに、シンガポールで4位、アメリカで5位、メキシコで5位と続き、先日のサンパウロGPではスプリントでリタイアし決勝は5位だった。
チームメイトのランド・ノリスに対して24点の差をつけられ、ラスト3戦に臨むピアストリ。ブラジルでは、不調についてこう説明していた。
「特にここ3戦は特に似たような傾向がある。オースティンでも、メキシコでも、走り方を大きく変えないといけなかった」
「状況に合わせるのはもちろん大事だけど、シーズンを通して上手くいっていた走り方を変えるのは正直難しい部分がある。その点でたくさん学ぶことがあり、状況に応じてどう適応するかを模索しているところだ」
「今週末は、プラクティスでは本当に調子が良く、遅く走ることができないくらい良い感触だった。でも週末を通して、だんだん状況が悪くなってしまった。今回のソフトタイヤは奇妙で、昨日(予選)のグリップコンディションも本当に異常だった。あれだけ雨が降ったあとにQ1からQ3まで全くタイムが上がらないなんて、ほとんど前例がない」
「何かがおかしかったのは確かだ。マシン自体はほぼ同じで、同じウインドウに入れようとしている中で、他の要素が難しくしている。僕自身もそれにどう適応できるか、どう引き出しを増やすか取り組んでいるところだ」

