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『涼宮ハルヒ』なぜ「時系列シャッフル」? 20周年に原作者語る 『消失』上映も決定

『涼宮ハルヒ』なぜ「時系列シャッフル」? 20周年に原作者語る 『消失』上映も決定


「涼宮ハルヒの御礼」プロジェクト第1弾として劇場版『涼宮ハルヒの消失』リバイバル上映が決定 (C)2009 Nagaru Tanigawa・Noizi Ito/SOS団

【動画1分41秒】コチラ新規作成された劇場版『涼宮ハルヒの消失』予告映像です!

20周年プロジェクト本格始動

 アニメ「涼宮ハルヒ」シリーズが2026年で放送20周年を迎え、これを記念した企画「涼宮ハルヒの御礼」プロジェクトが本格始動、第1弾は『消失』のリバイバル上映とのことです。2025年11月14日、KADOKAWAがアナウンスしました。

 プロジェクト始動に際し原作者の谷川流先生は、「二十年、それだけ経過してもハルヒたちが動いているのが見れたり声を聴けたりするのは、あの時アニメーション製作に携わってくれた方々と楽しんでくれた皆様のおかげでしかありません」と感謝の言葉を述べました。

 また谷川先生は、最初のTVアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』放送時に大いに話題となった「時系列シャッフル」が決まった経緯を振り返っています。

 それによると、最初の顔合わせで意見を求められた谷川氏のほうから「一巻目の『憂鬱』だけで1クールできませんか?」と発案したのが発端だそうです。「(『憂鬱』の)あのラストシーンがそこそこ気に入っていて最終話はアレで終わるのがちょうどいいと考えていたから」だとか。

 そして、それでは間延びしたものになるというスタッフからの返答に対し、『憂鬱』のエピソードの合間に短編を順不同に挿入していくことを提案、こうしてあの「時系列シャッフル」構成になっていったそうです。

劇場版『涼宮ハルヒの消失』リバイバル上映決定

「涼宮ハルヒの御礼」プロジェクト第1弾として、劇場版『涼宮ハルヒの消失』が2026年2月6日より2週間限定にて、新宿バルト9ほか全国劇場でリバイバル上映されます。これにあわせ新規制作された予告映像も公開されました。

 本作は2010年2月6日に公開され、当初は全国24館という小規模スタートながらヒットを記録した作品です。

 リバイバル上映の前売券としてムビチケ(オンライン)も発売中で、購入特典としてオリジナルスマホ壁紙とムビチケデジタルカードが付与されます。価格は1600円(税込)です。


原作小説は既刊13巻。『涼宮ハルヒの憂鬱』書影 著:谷川流(KADOKAWA) (C)Nagaru Tanigawa, Noizi Ito/KADOKAWA

原作者 谷川流先生コメント全文

TVアニメ放送20周年記念「涼宮ハルヒの御礼」プロジェクト始動にあたっての、原作者である谷川流先生からコメント 全文

 編集氏からアニメ化の話を聞いたのがいつだったかは忘れてしまいましたが、初めて京都アニメーションを訪れたのは2005年の初春頃でした。当時『AIR』が放映中だったので確かです。

 その時の僕は役員の方々やスタッフの皆さんに「よろしくお願いします」と頭を下げたら自分の仕事は終わったも同然だと思っていたのですが、そこから「それではどのようなアニメにしましょうか」と、いきなりシームレスに会議が始まったこと、そしてどうやら僕の意見を求めておられるらしいことに驚きました。

 果たしてそれは僕が考えていいものなのか?

 とは言え、さすがにノープランだったわけでもなく、最初に僕が述べたのは「一巻目の『憂鬱』だけで1クールできませんか?」でした。と言うのも僕はあのラストシーンがそこそこ気に入っていて最終話はアレで終わるのがちょうどいいと考えていたからです。スタッフ諸氏はしばらく「うーん」と思案しておられるようでしたが、やがて「やれないことはないが著しく間延びしたものになり原作にあったテンポのよさが失われるだろう」と言うような意味の返答を下さいました。けだしもっともです。

 そこで僕が発したのが「では『憂鬱』エピソードの合間に短編エピソードを順不同かつ時系列の整合性などまったく考慮せずに挿入していくというのはどうか」というものでした。何が何でも『憂鬱』ラストを最終回にしたい一心のようですが、その場の思いつきを口にしただけだった気がします。

 それから数ヶ月後、湖の畔の研修センターのような所で構成会議が行われました。いつのまにかその案は決定事項になっており、後はどの短編をどのタイミングで放り込んでいくかに焦点は移っていました。ひょっとしたらあの放映順は適当に決めたんじゃないかと思っている人がいるかもしれませんが、実際は全員頭が割れそうになるほど考えたのです。いやもう本当に。

 あれから二十年、それだけ経過してもハルヒたちが動いているのが見れたり声を聴けたりするのは、あの時アニメーション製作に携わってくれた方々と楽しんでくれた皆様のおかげでしかありません。重ねて御礼申し上げます。ありがとうございました。

配信元: マグミクス

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