ドゥカティのマルク・マルケスは負傷によりシーズン終盤の4戦を欠場。最終戦でも不在となっているが、そんな彼と勝利を争ってきたライバルであるはずのマルコ・ベッツェッキ(アプリリア)は、そのことを残念がった。
マルク・マルケスは日本GPでチャンピオンに返り咲いた次戦のインドネシアGPで、ベッツェッキと絡んだクラッシュにより右肩甲骨を負傷。当初は終盤戦での復帰も期待されていたが、手術も必要となったことで、ラスト4戦全てを欠場することになった。
これは最近表彰台争い常連となりつつあるベッツェッキや、初優勝を目指すペドロ・アコスタ(KTM)にとってはある意味チャンスと言える状況でもある。
しかしそんなライバルたちは、マルク・マルケスとバレンシアで競いたかったと語っている。
「マルクはとても高いレベルにあるからね」と、ベッツェッキは言う。
「全体的に、どのコースでも彼は凄く競争力を発揮している。ここバレンシアも、彼が歴史的に超速いコースのひとつだ」
「そういう意味では、超強力なライバルがひとり減ったというのも確かだろう。だけど僕は残念だと思っている。彼がここに居てくれれば、確かに厳しさは増すだろうけど、自分自身をさらに改善するための力にもなってくれるはずだからね」
そしてアコスタもマルク・マルケスという存在が不在では、ある種の面白さが減ってしまうと話した。
「マルクが参加していても、していなくても、僕たちは常に100%プッシュしている。でも、チャンピオンがコースを走っていない時は、面白くないのも確かだ。まあ僕は問題は無いと思う。何時でも100%プッシュしているから」
なお弟のアレックス・マルケスは、兄が回復することを一番に願っているその上で、兄の不在を別のモチベーションに変えようとしている。
「シーズンを通じて(マルク・マルケスが)基準になってきた。そして、その基準が消えてしまったんだ。ただ僕にとってはコース上で限界に挑戦する男になり、自分が基準となる存在になろうとするモチベーションにもなっている」
「マルクの不在はかなり大きな変化だ。でも今年は、数年前と比較すると、ずっと受け入れやすくなっていると思う」

