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TVアニメ放送20周年記念「涼宮ハルヒの御礼」プロジェクト始動 劇場版「涼宮ハルヒの消失」リバイバル上映決定&新予告映像も

TVアニメ放送20周年記念「涼宮ハルヒの御礼」プロジェクト始動 劇場版「涼宮ハルヒの消失」リバイバル上映決定&新予告映像も

劇場版「涼宮ハルヒの消失」リバイバル上映予告編サムネイル
劇場版「涼宮ハルヒの消失」リバイバル上映予告編サムネイル / (C)2009 Nagaru Tanigawa・Noizi Ito/SOS団

2006年のテレビアニメ放送開始から、2026年で20周年を迎える「涼宮ハルヒ」シリーズ。この節目を記念して、これまでシリーズを支えたファンへの感謝を込めた「涼宮ハルヒの御礼」プロジェクトが本格始動。御礼プロジェクト第1弾として、劇場版「涼宮ハルヒの消失」の2週間限定リバイバル上映が決定した。2026年2月6日(金)より全国で上映開始される。あわせて、新規制作された予告映像が公開され、原作者・谷川流からのコメントも発表された。

■162分の大作 劇場版「涼宮ハルヒの消失」をリバイバル上映

2010年2月6日。いまから約15年前に、劇場版「涼宮ハルヒの消失」は公開。公開当初は全国24館というスタートながら、当時の深夜アニメ発映画として驚異的なヒットを達成した。

そして時は2026年。テレビアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」シリーズ20周年企画の第1弾として、新宿バルト9ほか全国劇場で劇場版「涼宮ハルヒの消失」のリバイバル上映が決定。162分の大作となっている。

なお現在、劇場版「涼宮ハルヒの消失」のムビチケ前売券(オンライン)が発売中だ。購入者特典としてオリジナルスマホ壁紙がプレゼントされるほか、特別な絵柄と鑑賞記録がセットになったムビチケデジタルカードが購入者限定鑑賞特典となっている。

■ 谷川流(原作者)コメント

編集氏からアニメ化の話を聞いたのがいつだったかは忘れてしまいましたが、初めて京都アニメーションを訪れたのは2005年の初春頃でした。当時「AIR」が放映中だったので確かです。

その時の僕は役員の方々やスタッフの皆さんに「よろしくお願いします」と頭を下げたら自分の仕事は終わったも同然だと思っていたのですが、そこから「それではどのようなアニメにしましょうか」と、いきなりシームレスに会議が始まったこと、そしてどうやら僕の意見を求めておられるらしいことに驚きました。

果たしてそれは僕が考えていいものなのか?とは言え、さすがにノープランだったわけでもなく、最初に僕が述べたのは「一巻目の『憂鬱』だけで1クールできませんか?」でした。と言うのも僕はあのラストシーンがそこそこ気に入っていて最終話はアレで終わるのがちょうどいいと考えていたからです。スタッフ諸氏はしばらく「うーん」と思案しておられるようでしたが、やがて「やれないことはないが著しく間延びしたものになり原作にあったテンポのよさが失われるだろう」と言うような意味の返答を下さいました。けだしもっともです。

そこで僕が発したのが「では『憂鬱』エピソードの合間に短編エピソードを順不同かつ時系列の整合性などまったく考慮せずに挿入していくというのはどうか」というものでした。何が何でも「憂鬱」ラストを最終回にしたい一心のようですが、 その場の思いつきを口にしただけだった気がします。

それから数カ月後、湖の畔の研修センターのような所で構成会議が行われました。いつのまにかその案は決定事項になっており、後はどの短編をどのタイミングで放り込んでいくかに焦点は移っていました。ひょっとしたらあの放映順は適当に決めたんじゃないかと思っている人がいるかもしれませんが、実際は全員頭が割れそうになるほど考えたのです。いやもう本当に。

あれから二十年、それだけ経過してもハルヒたちが動いているのが見れたり声を聴けたりするのは、あの時アニメーション製作に携わってくれた方々と楽しんでくれた皆様のおかげでしかありません。重ねて御礼申し上げます。ありがとうございました。

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