思わずピクニックに行きたくなる、お弁当にもパスタソースにもなるフランスの定番家庭料理がこちら。
NHK「きょうの料理」で紹介された、タサン志麻さんの「なすのラタトゥイユ」です。ネットでも、「シンプルなのに絶品」「驚きでした」「リピートします」などネットでも評判の一品。
今回、実際に作ってみましたので、その味や作りやすさを本音でレビューします!

準備時間:3分 調理時間:25分
■材料(2人分)

- なす:2本(200g)
- 玉ねぎ:1/2個(100g)
- トマト水煮缶(カット):1/2缶(200g)
- にんにく:1かけ
- 水:25ml
- 好みのハーブ:適宜(今回はドライオレガノ使用)
- オリーブ油:50mlと大さじ1/2
- 塩:適量
- こしょう:適量
フライパン、鍋、ザル(網)、まな板、包丁
■作り方
①なすは乱切り、玉ねぎは1cm幅のくし切り、にんにくは半分に切ってつぶします。

②フライパンになすを入れて中火で熱し、オリーブ油(50ml)を少しずつ加えてじっくりと揚げ焼きにして、焼き色がしっかりと付いたらザル(網)に上げて油を切ります。
なすは水分が出てくるのであまり動かさずに、じっくりと焼き色をつけて風味を際立たせるのがポイントだそうです。


③フライパンをサッと拭いてオリーブ油(大さじ1/2)を中火で熱し、玉ねぎ、にんにく、塩ひとつまみを入れて炒めます。
玉ねぎはよく炒めて甘みを出すのがポイントだそうです。別々のフライパンで、なすを揚げ焼きにする作業と並行すると効率よく調理できます。

④玉ねぎがしんなりとしたらなすを戻し入れ、トマトの水煮、水、あればハーブを加えて蓋をし、時々混ぜながら10分ほど煮て、塩・こしょうで味を調えたら完成です。
水分が少なくポテっとなるくらいまで煮ることで、時間が経っても味が変わりにくく、パンにものせやすくなるそうですよ。



■ポイント

じゅわっとジューシーななすと、トマトの旨みが濃厚なソースが驚きの美味しさ。本格的な味わいなのに、初心者でも作りやすいシンプルな工程でした。
なすは動かさずにこんがりと揚げ焼きをして香ばしく仕上げるのがポイントです。油を少しずつ加えることでムラなく全体に油が染み込みますよ。

正直なところ、今回用意しなかったことを非常に後悔したのですが、ぜひバゲットと一緒に食べることをおすすめします。
濃厚なトマトソースがパンとの相性抜群で、のせて食べたり、残ったソースをパンにつけると最後まで余すことなくいただけますよ。

ピクニックにもぴったりなレシピとのことで、このラタトゥイユとバゲットを持って公園に行けばまるでパリジェンヌ気分を楽しめる一品です。
志麻さんのレシピなら手軽にフランスの家庭料理を楽しめるので、ぜひみなさんも作ってみてくださいね。
■クリエイター紹介
調理・撮影・執筆:yurika
フードコーディネーターとして活動中。料理系メディア制作会社での経験を活かし、レシピ開発・フード撮影・動画制作・記事執筆まで幅広く手がけています。“ラクして映える”簡単レシピが得意です。
※情報は掲載時点のものです。
<取材・編集:GourmetBiz編集部>
