『DRADITION 2025 DRAGON EXPO 1995〜無我〜』後楽園ホール(2025年11月14日)
○船木誠勝vsAKIRA×
船木が7年ぶりとなったAKIRAとの同期対決で勝利した。
1984年に新日本プロレスでデビューした船木とAKIRAの同期対決が実現した。W-1やWNC、船木デビュー33周年興行など節目で一騎打ちを行ってきた2人だが、今回は7年ぶりのシングルマッチとなった。
のっけから緊張感溢れるグラウンド戦を展開。船木は冷静にAKIRAの動きをコントロールしていく。そして、腕ひしぎ十字固めの構えに。しのいだAKIRAはアキレス腱固めを仕掛けるが、船木も足関節で呼応。ネックロックに狙いに切り換えると、AKIRAの抵抗を受けても、アキレス腱固めへ。AKIRAがロープに逃れると、場内は拍手に包まれた。
スタンドに戻ると、チョップ合戦に発展。船木はローキックやヒザ蹴りを利かせると、コーナーに押し込み、土手っ腹にミドルキックを連発し、ランニングローキックでも蹴り飛ばした。AKIRAはカウント1でキックアウトしたものの、船木はチキンウイングフェイスロックに捕獲する。AKIRAはロープに逃れたものの、船木はなおも蹴りまくり、逆片エビ固めで絞め上げた。
耐え抜いたAKIRAは、船木の蹴りをかいくぐり、延髄斬り、DDTで逆転。低空ジャンピングハイキックからムササビプレスで勝負に出る。船木はキックアウトしても、AKIRAは再度ムササビプレスを投下した。だが、フォールされた瞬間、船木は三角絞めに捕獲。AKIRAが押さえ込んで脱出すると、チョップ合戦に。船木は打撃戦で押し勝つと、一気にハイブリッドブラスターで突き刺して3カウントを奪った。
熱戦となった同期対決は船木に軍配。試合後、2人は抱擁を交わした。
バックステージで、船木は「7年もあいてると感じないですね。前座の時、野上さんが2番目に自分とシングルを多くやった人で。一番多かったのは破壊王です。2番目に多い先輩だったので。なんか、いつやっても昔に戻るというか」と感慨深げにコメント。AKIRAも加わり、改めて握手を交わすと、「次はいつかまた」と再戦を誓い合った。
【試合後の船木、AKIRA】
――7年ぶりのシングルマッチとなったが?
▼船木「そうです、7年ぶり。でも、7年もあいてると感じないですね。前座の時、野上さんが2番目に自分とシングルを多くやった人で。一番多かったのは破壊王(橋本真也)です。2番目に多い先輩だったので。なんか、いつやっても昔に戻るというか」
※ここでAKIRAもコメントスペースに現れ、船木と握手を交わす
▼船木「ありがとうございました」
▼AKIRA「ありがとうございました。いや、効いた。シングルマッチこれで…」
▼船木「7年ぶりだそうです」
▼AKIRA「本当に?」
▼船木「新日本併せて何回やってるかわからないですけど。人生で2番目にシングルマッチを多くやっているんで」
▼AKIRA「そんなにやってるの?」
▼船木「一番多いのがブッチャー(橋本)です」
▼AKIRA「頑張ったね」
▼船木「3番目が佐野さんでした」
▼AKIRA「そうですか。いやあ、面白かった。やっぱり最近のプロレスと違うものを出してね。嬉しかったです」
▼船木「ありがとうございました。次はいつかまた(AKIRAと握手)」

