リカルド・トルモ・サーキットで開催されているMotoGP第22戦バレンシアGPの初日プラクティスは、KTMのペドロ・アコスタが最速タイムを記録。また、日本の小椋藍(トラックハウス)も5番手でQ2直接進出を決めた。
シーズン最終戦となるバレンシアGPのFP1ではジャック・ミラー(プラマック)が最速となり、少し普段とは違った勢力図となっていた。予選Q1とQ2のグループ分けが決まるプラクティスでは、その序列がホンモノなのかどうかが注目された。
1時間のセッションが始まると、ライダーたちはすぐにアタックへ入り、FP1で記録された最速タイムも更新されていった。
一通りのアタックが済んだ段階で、プラクティスの暫定トップに立ったのはマルコ・ベッツェッキ(アプリリア)だった。FP1では下位だったが、大きく自己ベストを縮める1分30秒126をマークし、暫定トップとした。
この時点では各メーカーが上位に入り乱れていて、KTMのペドロ・アコスタ、ラウル・フェルナンデス(トラックハウス)、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、ジョアン・ミル(ホンダ)、フランコ・モルビデリ(VR46)と、トップ6に参戦5メーカーが並んだ。
なお良い形でセッションをスタートさせたベッツェッキだったが、開始から13分という頃、ターン4で転倒。自ら好調に水をさしてしまった格好だ。幸いライダーに怪我はなかった様子だが、マシンにはダメージを与えてしまった。
セッション開始から30分を目前にした頃、新品タイヤを履いたファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46)が1分30秒000をマーク。暫定トップタイムが更新された。ただその後、リヤに新品タイヤを履いたアコスタが、この日最初の1分29秒台となる1分28秒790を記録した。
一方で同じ頃、小椋藍がターン3で転倒。幸いライダーに怪我はなかった。なおその後、小椋はマシンを乗り換えてコースに戻ると、残り20分に暫定5番手となるタイムを記録するなど、転倒の影響を感じさせない走りを見せた。
残り30分を切ったあと、コースインしようとしていたクアルタラロにマシントラブルが発生。すぐにコース脇にマシンをストップし、ピットへ帰還しなくてはならなかった。
終盤15分となり、コース上ではトップ10タイムを狙ったアタックが本格的に始まった。ここではセッション中盤に最速タイムをマークしていたアコスタが、さらに自己ベストを縮めて1分29秒240を記録。暫定トップを保ち続けた。
ラストアタックではそんなアコスタを超えようかというペースをベッツェッキが発揮。しかし0.053秒差とわずかにとどかなかった。
その結果、バレンシアGPのプラクティスではアコスタが最速に。2番手ベッツェッキ、3番手モルビデリというトップ3となった。
小椋藍はラストアタックで1分29秒555の自己ベストタイムを記録。一時はトップ3にも食い込み、最終的にトップから0.3秒差の5番手で予選Q2へ直接進出を決めた。
一方で苦戦が続いているのがドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤだ。FP1の21番手という壊滅的な位置から、プラクティスでは14番手。改善はしたものの、予選はQ1スタートとなった。
なおFP1でトップタイムと好調だったミラーは、プラクティスでもまずまず速さを発揮し、6番手でQ2直行を確保した。

