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【MotoGP】ホンダライダー、間近に迫る優遇措置喪失を歓迎「良いニュースでしかない」「ただ嬉しいだけだ」

【MotoGP】ホンダライダー、間近に迫る優遇措置喪失を歓迎「良いニュースでしかない」「ただ嬉しいだけだ」

ホンダは現在、最大限の優遇措置を受けているが、最終戦バレンシアGPでその資格を失う可能性が高くなりつつある。ライダーたちは、もし優遇措置を失うことになったら嬉しいし、その後の懸念もないと語った。

 2024年に新たに導入されたコンセッション(優遇措置)のルールで、現在ホンダは最もポイントを獲得できていないグループD(区分けはA~D)に割り振られていて、最大限の優遇措置を受けている。ヤマハも同じこの区分けとなっていて、彼らはレギュラーライダーによるプライベートテスト許可やテスト用タイヤの本数増加、エンジン開発の自由など、様々な恩恵を受けて競争力を取り戻そうとしている。

 そしてこのグループDから脱却しようとしているのが、今季のパフォーマンスアップが著しいホンダだ。今シーズン最終戦でポイントを9点以上獲得すれば、グループCに昇格し、来季はKTMやアプリリアと同条件での戦いが始まる。

 グループCに上がれば、多くの優遇措置を失うことにはなるが、ホンダのライダーたちからは目標としていたグループD脱却を目前に、歓迎する声が上がっている。

「そうなれば素晴らしいことだ。シーズン中盤から、それを目標にしてきたんだ」

 ホンダのルカ・マリーニは優遇措置についてそう語る。

「シーズン中盤から、(コンセッション制度の)ランクを上げられる可能性があると分かっていたし、全員がその目標に向けて懸命にプッシュしていた」

「それに僕らファクトリーライダーにしてみれば、テストの数が減るのは良い事だよ。この2年間はレース以外で多くのエネルギーを消費してきたし、それは楽なことじゃない」

「一見すると、(コンセッションは)アドバンテージのように見えるかもしれない。けどそうじゃないところもあるんだ。家から離れて飛行機に乗って、さらに2~3日も離れなくちゃいけないこともある。楽じゃないんだ」

「結局のところ、僕たちにはアレイシ(エスパルガロ)とタカ(中上貴晶)という凄く強力なテストチームがついているから、より良い結果になるだけだと思う。彼らは今も素晴らしい仕事をしてくれているんだ。だから凄くリラックスしているし、ポイントの条件を達成したとしても、ただ嬉しいだけだ」

 グループDのメーカーは、シーズン中でも自由にエンジンを開発・投入できる特権を持つが、他のメーカーは2025年開幕時に定められたエンジン仕様を維持しなければならない。

 しかしMotoGPは2027年から排気量850ccの新エンジンに移行する。そのためマリーニは2026年にエンジン開発の自由度を失うことを「大した問題ではない」と考えている。

「2026年に関しては、エンジンはほとんど変わらない。この仕様のままだ。だから新しいエンジンに多くの時間と資金を投資する意味はあまりないと思う」

「今のエンジンに満足できると思う。冬のセパンテストへ向けて少し細かい部分をリクエストしたりはあると思うけど、同じようなモノになるんじゃないかな」

 シーズン後半に調子を取り戻したジョアン・ミル(ホンダ)もまた、グループDからの脱却は努力の証と捉えている。

「もし将来的にコンセッションがなくなったとしても、それは僕たちがそれに値するだけの結果を出したということだ。それが現実だ」

「以前は速く走る方法が分からなかった時期もあった。でも今は正しい方向を見つけたと思う。その道のりは長いけれど、努力を続ければ現行パッケージをもっと改善できる」

「コンセッションがこの数年で大きな助けになったのは確かだけど、もしそれが今後なくなっても、それはチームにとって良いニュースでしかない」

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