今週末に開催されているMotoGPの2025年最終戦バレンシアGP。その初日プラクティスでグレシーニのアレックス・マルケスは、2025年仕様のエアロパッケージを試した。グランプリ明けの火曜日にはポストシーズンテストの実施が予定されていて、ここでアレックス・マルケスはドゥカティの2026型マシンGP26を試す予定となっている。
アレックス・マルケスは今季、1年型落ちの2024年仕様マシンGP24でレースに挑んでいる。しかしバレンシアGPの金曜日にアレックス・マルケスは、明らかに今のマシンとは異なるパッケージを装着したバイクで走行していた。
彼はこの日の大半を、アップグレード版のエアロパッケージのテストに費やした。このエアロは、今季ドゥカティのファクトリーチームのライダーたちが使っているものと同じだ。なおアレックス・マルケスは、午後にはタイムアタックに向けて、従来の2024年仕様のエアロパッケージに戻した。
マルケスは残りのプラクティスでふたつのエアロパッケージを比較し、スプリントと日曜日のグランプリでどちらのバージョンを使うかを決める予定だ。
このグランプリ後の火曜日には、同じバレンシア・サーキットを舞台にポストシーズンテストが行なわれる。ただこのテスト日の気温が低くなるという予報が出ているため、予定よりも早くエアロパッケージをテストすることにしたようだ。
「空力のテストを行なった。当初は火曜日に試す予定だったんだけど、すでにこの週末から、いくつかのテストを始めている。火曜日はかなり寒くなり、気温が最適な状態でコースを走れる時間帯は限られているからだ」
アレックス・マルケスはそう説明した。
「火曜日のテストに向け、いくつかのことを事前に予測しておく必要がある。そうすれば、重要なことに集中できる」
アレックス・マルケスは初日4番手。最速となったKTMのペドロ・アコスタから0.233秒の遅れであった。
新型エアロパッケージのテストを行なったことで、いつものようなセッティングの作業に集中できなかったとアレックス・マルケスは認めたが、ランキング2位を確定させた今、新たなパッケージを試すという決断には十分満足しているという。
「バイクのポテンシャルを引き出そうとしたり、セッティングを改善するためではなく、様々なパッケージを試すことに集中した。だから明日の作業量は倍になる」
そう彼は語った。
「今はよりリラックスしている。チャンピオンシップで争っているわけではないので、いくつかのことを試している。だから色々なモノを試すことができるという立場を楽しんでいる」
「新しいモノを試すのは好きだから、明日はまだいくつかのパッケージに集中する。どれを使うかは自分で決めて、そこから最大限の結果を引き出せるようにしたい」
アレックス・マルケスは、今回使ったパッケージは既にファクトリーチームのライダーたちによって実証されているモノであったため、プッシュするのは容易だったと語った。
「これはファクトリーチームの3人が既にシーズン中に試したエアロパッケージだ。だからドゥカティは、より多くの情報を求めるために、他のライダーにも試してもらいたかったんだ」
「既に他のライダーがテストしているモノだから、このパーツが機能し、予期せぬ動きをしないことも分かっている。だから、それほど慎重になる必要はなかった。少し自信を持って走れたんだ」

