『SUNNY VOYAGE 2025 in OSAKA day 1』エディオンアリーナ大阪第2競技場(2025年11月15日)
「NOAH Jr. GRAND PRIX 2025」2nd.Round ○HAYATAvsEita×
ノアジュニアのシングルトーナメント『NOAH Jr. GRAND PRIX 2025』2回戦でHAYATAとEitaの実力者対決が実現。熱い技巧戦をHAYATAが制して準決勝進出を決め「優勝は…俺や!」とマイクで締めくくって頂上を見据えた。
大阪大会のメインを飾ったノアジュニアGP2回戦で、2022年の4・29両国国技館大会のメインも張った実力者対決。近年のノアジュニアを支えてきた両雄が、今宵はジュニアGP4強入りを懸けて相まみえた。
お互いを知り尽くしている2人の戦いは裏のかき合いとなったが、HAYATAがEitaの鉄柱衝突を誘って先手。うめき声を上げるEitaを場外DDTで突き刺すと、首への一点集中攻撃を展開する。ノアジュニアの顔としてトーナメント優勝を狙うEitaも奮闘して試合を五分に戻すと、ハンドスプリング攻撃をドロップキックで迎撃。トラウマを狙ったが、HAYATAはこれをDDTで切り返して、首にさらなるダメージを与えた。
403インパクト狙いを先読みしたEitaはトラウマで逆転を狙うが、さらにその裏をかいたHAYATAがファイヤーマンズキャリーから変型403インパクトをさく裂。トドメを刺そうと雪崩式403インパクトの体勢に。しかし、間一髪で背後に回り込んだEitaはパワーボムで叩きつけると、今度こそトラウマでカチ上げて勝機をたぐり寄せた。
這うようにしてフォールするが、HAYATAがギリギリでキックアウト。ならばと、必殺Imperial Unoで仕留めにかかる。HAYATAが避けたのを合図に、ハイレベルの先読み合戦に突入。どちらの大技も未遂に終わったものの、Eitaはスキを突いて何度も丸め込み、HAYATAのヘデックを回転エビ固めで切り返してみせる。決定的な場面だったものの、間一髪で肩を上げたHAYATAは、直後に403インパクトを決めることに成功。ヘデックでダメ押しして、粘るEitaを沈めた。
見応え十分の技巧戦を制してHAYATAがノアジュニアGP準決勝に進出。珍しくマイクを握ると「優勝は…俺や!」と短い言葉に決意を込めて大阪大会を締めくくった。
11・21仙台大会の準決勝では、あす(16日)大阪大会で行われる「近藤修司vsカイ・フジムラ」の勝者と対決する。
【Eitaの話】「いた、いた…ああ、いてえ。NOAHジュニアGP、おい、2回戦。メッチャきつかったよ。やっぱこれEita対HAYATA、2回戦のカードじゃねえな。俺はこの日のためにHAYATA対策、いろんな映像見て、やってきたけど、まだまだだな。まあ、ノアジュニアGP終わっちゃったけど、ノアジュニアの顔は、Eitaはまだ終わってねえからな」
