東京都内に点在する各県のアンテナショップ(地方自治体が都市部に出店する、自県の特産品などを売るショップ)に県出身者を連れていくという、シリーズと呼ぶにはあまりに細々と続いている本シリーズ。今回は日本橋にある滋賀県のアンテナショップ『ここ滋賀』へ、滋賀県出身・在住の友人を連れて来た。
私自身アンテナショップのファンをやっており、これまで多くのアンテナショップを巡ってきたのだが……『ここ滋賀』に関しては、何と言うか、過去に見てきたアンテナショップと少し毛色が違うようだ。
現役の滋賀県民が頭を抱えた「滋賀のアンテナショップで買うべきものベスト5」。今回ばかりは一切の異論・苦情を受け付けられないこと、何卒ご理解いただけると幸いである。では張り切ってどうぞ!
・とにかく整然としてる
東京駅から徒歩圏内の超好立地にある『ここ滋賀』は、オシャレなガラス張りの外観を有する路面店。
「賃料いくらなんだろう……」と想像せずにいられない。
さて私がこれまで20を超える道府県のアンテナショップを見てきた経験上、アンテナショップの品揃えは「 “おみやげっぽいもの” と “その土地のスーパーに売っていそうなもの” の合わせ技」である場合が多いと思う。
しかし『ここ滋賀』の品揃えを一言で表現すると……「おみやげショップみたい」。すなわち「地元の人のみぞ知る」的な商品が、ほとんど無いように思われるのだ。滋賀県出身じゃない私だけど、なんとなく分かる。
友人も困っている様子で、店内を2周ほどしたすえ「『とび太くん』は有名やで」とか言い出したのだが、このランキングは食べ物の中から選出するルール。とび太くんはまたの機会でお願いします。
・1位を大発表
なお友人いわく、滋賀には「滋賀っぽい文化が県北部に全集中している」という問題が存在しているらしい。友人の住む草津市(県南部)周辺は文化的に “ほぼ京都” であって、彼女は滋賀県民でありながら、滋賀っぽいものにそれほど詳しくないのだそうな。
そういう意味では今回、ディープな滋賀グルメがそもそもの選択肢になく、結果的に幸いだったのかもしれない。それでは滋賀県民が選ぶ『ここ滋賀』で買うべきものベスト5、大発表〜!
1位:『みずかがみ(米)』
1位に米がランクインしちゃうあたりに友人の苦悩がヒシヒシと伝わってくるのだが……『みずかがみ』は滋賀の自然環境に配慮して栽培された「近江米」という品種。友人いわく「滋賀のコメ売り場では『みずかがみ』が主力商品で、みんなこれを買っている」とのことだ。
購入したのは300グラム入り825円の小分けパック。このように高いコメを購入するのは久々ゆえ、心なしか光り輝いて見えるな。
うん、メチャクチャおいしい。他に言いようがない。
2位:『おきしま えびせんべい』(税込648円)
「沖島」とは琵琶湖唯一の有人島。恥ずかしながら、私は琵琶湖に島があることを知らなかった。沖島は観光客に人気なほか、滋賀の人もフラッと行ったりするところなのだそう。そして沖島にフラッと行った人が必ず買って帰るのが、この『おきしま えびせんべい』らしい。
「個人的には特別おいしいと思っているわけではない。ただ、沖島へ行ったら必ず買うもの」と友人談。なるほど、確かに泣くほどウマいとかではない。しかしエビの風味がきいたサクサクスナックは、永遠に食べ続けられる安定的なおいしさ。なんだかんだこういうのが一番いい。
