11月2日、学生3大駅伝大会の第2ラウンド「全日本大学駅伝」が行われ、青山学院大学が3位に食い込んだ。
今年の青学大といえば、第1ラウンドの出雲駅伝で7位と失速し、「今シーズンは厳しい」とも噂された。
「青学大の原晋監督もヤバイと思ったんでしょう。出雲での低迷を受け、大きくエントリー選手を動かしてきました」(専門誌記者)
その打開策とは、コンバートと「禁断の学内競争」だ。コンバートは区間の入れ替えだが、学内競争とは、ギリギリまで正規メンバーを発表しないこと。これまでの原監督は、この学内競争に否定してきたのだ。
「選手を競わせるのは大切なこと。でも、直前までどちらの学生を使うのかを明かさないのは、宜しくないと考えてきました。
無駄に緊張させても、出場させる側の学生と補欠に回る側、その両方を精神的にも消耗させるだけだと。
だったら、早めにレギュラーと補欠を明かし、しっかり調整させた方が良いとの持論でした。補欠に回った学生も、別の記録会に向けて再挑戦もできますから」(同)
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“予言”が出場大学の心理戦に影響...
しかし原監督は今回、その温情指導を捨て、ギリギリまで各区で競争させた。この緊張感が功を奏したようだ。
その一方で今年の全日本大学駅伝は“ある予言”が出場する大学間の心理戦にも影響していた。
「駅伝に詳しすぎるタレント」としても知られる元NGT48の西村菜那子(28)が、「1位国学院大、2位創価大、3位駒沢大」と予想。この予想はハズレたが、「2区に留学生を置くシフトに対し、どう対抗するのか。3区でエースか、好調な選手が来たら分からなくなる」とコメント。
これに煽られたのか、一部大学が直前で区間の選手入れ替えを行い、3区内の前半ではスピードをセーブし、様子見をする展開になった。
西村は私生活でも沿道応援に出掛けているほど「駅伝愛」が強い。強豪大学は1月2日の箱根駅伝に向けて調整に入った。
駅伝は心理戦、今後の西村のリサーチと分析にも注目だ。
「週刊実話」11月27日号より
