MotoGPの2025年最終戦バレンシアGPのMoto3クラス決勝は、Leopard Racingのアウグスト・フェルナンデスが勝利。日本の古里太陽も3位表彰台となった。
今季最終戦のMoto3クラス予選では、アドリアン・フェルナンデスがポールポジションを確保。チームメイトのダビド・アルマンサ、そしてマキシモ・キレス(CFMOTO Valresa Aspar Team)がフロントロウに並んだ。
日本勢は古里太陽(Honda Team Asia)が9番グリッド、チームメイトの三谷然は24番グリッドと後方スタートだ。山中琉聖(FRINSA - MT Helmets - MSI)は骨折の手術を受けたことで、前戦に引き続き欠場となった。
20周で争われる決勝のスタートでは、ポールシッターのフェルナンデスに対しキレスが並びかけた。ただフェルナンデスがここはしっかりとトップを守ってホールショット。ただ後半セクターで加速が鈍った瞬間があり、アルマンサに追い抜きを許してしまった。
しかし今度はそのアルマンサがバトルの中で大きくポジションをダウン……トップは再びフェルナンデスに戻った。なお序盤は11人がトップ集団を形成。古里はその中で7番手周辺を争っていた。
キレスが時折オーバーテイクを狙う動きを見せつつも、先頭はフェルナンデスのままレースが進行。レースも中盤に差し掛かる7周目時点では、フェルナンデス、ルカ・ルネッタ(SIC58 Squadra Corse)、キレスのトップ3の後ろにアルマンサという並びだった。
8周目、ホームストレートからターン1に向けて古里が3番手に浮上。表彰台圏内に食い込んだ古里はその後もレースファステストラップを更新する走りで、ポジションを守りながらラップを消化していった。
レース12周目、キレスがブレーキングミスでレーシングラインを外してしまう場面があり、古里が2番手にポジションをアップ。そこからは先頭のフェルナンデスの真後ろで様子を伺っていたが、16周目にキレスからのオーバーテイクを受けて、3番手に後退した。
さらにアルヴァロ・カルペ(Red Bull KTM Ajo)もトップ3に接近。特に残り5周を切るころには、古里の真後ろからプレッシャーをかけるようになった。
ただ古里はカルペよりも先に動いた。残り3周のターン2でインを攻めて、キレスをオーバーテイク。キレスとはそこから位置を入れ替えながらのバトルが続き、ラストラップのターン1で古里が再び2番手を取り戻した。
フェルナンデス、古里、キレス、カルペ、グイド・ピニ(LIQUI MOLY Dynavolt Intact GP)の5人によるトップ争いが最後の最後まで続いたが、フェルナンデスがミスなく後ろを抑えきってトップチェッカー。キャリア初優勝を果たした。
そして古里がライバルの猛攻をしのいで2番手フィニッシュ。しかしラストラップにトラックリミット違反があったことで、1ポジションダウンの3位となった。そのため、3番手フィニッシュのカルペが繰り上がりで2位となった。
古里は2位こそ逃したが、これでマレーシアGPの初優勝から3戦連続の表彰台だ。来季のMoto2クラスへのステップアップに向け、いい流れでMoto3での戦いを終えたと言えそうだ。なお古里の最終的な年間ランキングは8位だった。
三谷然は19番手を走行中の15周目にターン11でクラッシュ。リタイアでレースを終えた。

