ブレンドで“いつもの味”を担保する!
その後葉たばこは、ブレンド工程に進みます。葉たばこは農作物なので、同じ品種でも土、気温、生態系などの条件によって味、香りも異なってきますし、産地や生産方法の違いによっても異なってきます。
だけど、我々が口にするたばこは、ピースを吸えばピースの喫味がしますし、セブンスターを吸えばセブンスターの喫味がします。
これは、上記のような葉たばこの味・香りの変化を考慮し、使用する原料の種類や配合割合を適時細かく調整できる「マスターブレンダー」という存在がいるからなんです。マスターブレンダーのおかげで、われわれは“いつもの味”を楽しむことができちゃうんです。
普段我々が何気なく楽しんでいるたばこですが、このように生産背景を知ることで、より一服が贅沢な時間に感じられるようになりました。
多くの人の手により常に最高の味が求められている……今回の取材を通じて、たばこの奥深さを改めて感じることができました。
