侍ジャパンが挑んだ「日韓戦」は、1勝1分に終わった。11-4と大勝した後の2戦目(11月16日)は1点リードの9回、リリーフの大勢(巨人)が同点ソロを浴びて、日韓戦11連勝を逃した。
試合後、井端弘和監督は追いつかれたことよりも、両チーム合わせて21四死球だったことに言及。球審を担ったMLB審判団の、低レベルで荒いジャッジに翻弄され続けた。
「四球の後、投手が次のバッターに甘くなるのは、昔から言われていること」
来年のWBC本番でもMLB審判団が主体になるが、井端監督の悩みはそればかりではない。
「投手陣の柱と期待したダルビッシュ有が、来季は右ヒジ手術の影響で全休します。前回WBC優勝の立役者になった大谷翔平は、エンゼルス所属だったから招集できました。ドジャースがそう簡単にWBC参加を許可するとは思えません」(MLB担当記者)
メンバー編成のやりくりを含めて、いかにチームをまとめるかが井端監督のミッションだ。2012年のWBC代表監督選考では落合博満氏、秋山幸二氏が有力候補だったが、
「1000万円台といわれる年俸の低さから、候補者が続々と辞退。最後はミスター赤ヘルの山本浩二氏にお願いする形になりました。前回の栗山英樹監督は日本ハム監督時代に、少なく見積もっても10億円以上は稼いでいますから、カネの問題にはならなかった」(古参の野球担当記者)
井端監督は現役時代に名選手だったが、NPBでの監督経験はない。ちなみにサッカー日本代表の森保一監督は、2億円近い年俸契約。安月給の上に勝っても負けてもボロクソ言われるのが、野球の日本代表監督ということか。井端監督は、代表監督の待遇を、しきりにボヤいているという。
(小田龍司)

