Photo:sirabee編集部11月15日放送の『徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー』(ニッポン放送)で、徳光和夫が6月25日を「長嶋茂雄デー」とするよう提案した。
■長嶋茂雄デーの創設を提言番組冒頭、徳光は日本プロ野球機構(NPB)が、来年から「長嶋茂雄賞」を創設したことに言及。王貞治氏に選考委員になるよう要望する。
さらに「もうひとつ勝手なことを言わせてほしい」と切り出し、6月25日を「長嶋茂雄デーにしていただけないかなということなんです」と提言した。
6月25日という日付について徳光は、昭和34(1959)年の同日に、長嶋氏が天覧試合となった読売ジャイアンツ対阪神タイガース戦で村山実氏からサヨナラホームランを放ったことを根拠に挙げた。
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■天覧試合でサヨナラホームランを打った日徳光は「天覧ホーマーの日だからじゃなくて、実はプロ野球界がより隆盛を極めるきっかけになりましたのが、昭和天皇が皇室として初めてプロ野球をご観戦してくださって、そこで絵に描いたような劇的なサヨナラホームランをご覧いただけた。このことによりまして、プロ野球熱が上昇いたしました」と力説。
「そういう史実があるわけですね。それが今日の大谷翔平選手が率います野球人気にも、結びついてるんじゃないかなと思いますので」と6月25日とする理由を語った。
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■スポーツライターの提言に共感長嶋茂雄デーの内容には、「12球団がファンのために何かをすると、毎年いろいろ変えて。これをやるのはどうかなと思う」と説明。
また、長嶋茂雄デーの創設はスポーツライターの鷲田康氏が提唱したものだそうで、これを聞いた徳光が共感し、「放送で言わせてください」と頼み込み、番組で話したことを明かした。
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■日付は再考の余地あり?MLBでは1947年の4月15日に黒人として初めてメジャーリーグでプレーしたジャッキー・ロビンソン氏の功績を称える「ジャッキー・ロビンソン・デー」やALSの啓発や支援活動を強化する「ルー・ゲーリック・デー」などが設定されている。
日本においてはそのような取り組みはなく、プロ野球人気の礎を築いた「長嶋茂雄デー」が創設される可能性は十分にある。ただし「天覧試合の日」は阪神サイドからすると、必ずしも好ましい日ではないようにも思えるだけに、議論が必要かもしれない。
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■執筆者プロフィール佐藤俊治。Sirabeeには2015年11月から参画し、月40本程度プロ野球関連記事を執筆中。YouTubeで発信する野球評論家ウォッチャーでもある。野球は高校からメジャーまで年間50か所以上で現地観戦。プロ野球の贔屓チームはなく、どこのチームのファンでもない。「あの選手、あそこに行ったんだ」という目線で見守っている。
(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)