
湘南乃風が11月15日、兵庫・阪神甲子園球場で関西初のスタジアムワンマンライブ「湘南乃風 熱唱甲子園」を開催。浜田雅功、新しい学校のリーダーズ、THE RAMPAGEらもゲスト出演した。
■生粋の阪神ファン・若旦那が切望した舞台
同公演は、湘南乃風にとって関西では初となるスタジアムワンマンライブ。湘南乃風が2025年にコラボした新しい学校のリーダーズ、THE RAMPAGEからボーカルのRIKUと吉野北人、浜田らも参加し、生粋の阪神タイガースファンであるメンバーの若旦那が切望していた夢の舞台に、全国から約3万人のファンが集まった。
開演前から、湘南乃風のセレクターを担うThe BK SoundがアッパーなサウンドとともにMONGOL800のKIYOSAKUから預かった熱い歌のエールのダブミュージックを届け、マーチングバンドによる演奏で満員御礼の会場の期待値はさらに上昇。
炎の特効とともに1曲目の「SHOW TIME」から抜群の盛り上がりを見せ、「Joker」では甲子園を埋め尽くしたタオルが回る。その圧巻の景色を前に若旦那が「今日は無礼講だぞ、周りに関係なく踊れよ!」とあおり、RED RICEは「最高の舞台、甲子園にやっと立てたよ。これからもぶっ倒れるまでお前らの心に向けて歌い続けるぞ!」と宣言した。
■新しい学校のリーダーズ、THE RAMPAGEも参戦
中盤には「選手交代のお知らせをいたします」とウグイス嬢のアナウンスが入り、新しい学校のリーダーズが登場。ライブ初披露となった、新しい学校のリーダーズと湘南乃風のコラボ曲「青春永遠」に観客も盛り上がりを見せた。
その後も「我楽多」や「夢物語」を披露し、日も落ちつつあるタイミングで歌われた代表曲「純恋歌」では、スマホのライトがきらめく中、グラウンドに降りて歌唱した。
続いて、THE RAMPAGEのRIKUと吉野が客席をかき分け、センターステージへ。体調不良のため出演キャンセルとなった川村壱馬の分まで、コラボ曲「自由への大脱走 ~Running Running Running~ feat. 湘南乃風」で熱狂の渦を巻き起こした。
■浜田雅功「まだまだやれるかー!湘南を倒しに来たぞー!」
そしてHAN-KUNが、「1つの夢に向かって突っ走ってきた俺らの家族がいたから、このステージに立てたんだと思う」と若旦那に語りかけた。大の阪神ファンであったという若旦那の父親が遺した言葉は、「タイガースはお前に任せた。サトテル(=佐藤輝明)は頼んだ(笑)」。「ここに立ってるのを見せたかった。親父、見てるかー!俺にはこんな素敵な仲間がいるぞー!」と叫ぶ若旦那に、HAN-KUNが「全員で手を上げよう、空に向かって」とささげた「恋時雨」には、甲子園が大きな感動に包まれた。
ライブも終盤となった頃、「まだまだやれるかー!湘南を倒しに来たぞー!」と浜田雅功がステージに登場。自身がMCを務めた音楽フェス「ごぶごぶフェスティバル2025」のテーマソングとして湘南乃風が書き下ろした「人生爆笑」を、ごぶごぶファミリーそろいのスカジャンを着て合唱した。クライマックスは派手な火柱が上がった灼熱のダンスチューン「バブル」、最強の代表曲「睡蓮花」で畳み掛けた。
■最後はオールキャストで「曖歌」を熱唱
延長戦という名のアンコールでは、大阪レゲエシーンの盟友・カエルスタジオとの共演も見られた。SHOCK EYEが「誰か大切にしてる人の夢が、自分の夢になることだってある。俺たちの夢をかなえてくれてありがとう。また次の夢を見つけて、みんなで一緒にかなえましょう」とコメントし、最後はゲストも勢ぞろいで「曖歌」を歌唱。
手の込んだ演出とオールスターなセットリストで、3時間半にわたるステージを締めくくった。
Text by 奥“ボウイ”昌史

