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デ・パロとデリーニが勝利分け合う。タイトル争いは2台同点の大接戦|フォーミュラ・リージョナル欧州選手権 第8戦バルセロナ

デ・パロとデリーニが勝利分け合う。タイトル争いは2台同点の大接戦|フォーミュラ・リージョナル欧州選手権 第8戦バルセロナ

スペインのバルセロナ・カタルニア・サーキットを舞台にフォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ選手権(FRECA)第8ラウンドが開催され、マッテオ・デ・パロ(トライデント)とエンツォ・デリーニ(R-ace GP)が勝利を分け合った。

 ミサノで5月に開幕した2025年シーズンのFRECAも9月末を迎え佳境に入った。フレディ・スレイター(プレマ)とデ・パロのタイトル争いはシーソーゲームとなっており、バルセロナでも再び熱戦が繰り広げられた。

 レース1の予選で先行したのはスレイター。グループAで1分35秒250をマークして今季5回目のポールポジションを獲得し、グループB最速のデ・パロがフロントロウに並んだ。

 3ポイント差でスレイターを追うデ・パロは、9月20日(土)のレース1で抜群のスタートを決めてスレイターの前に躍り出ると、ライバルに首位を譲ることなく余裕のトップチェッカー。今季4勝目を挙げてランキング首位に躍り出た。

 前戦レッドブルリンクでの活躍によりピレリ・ライジング・カー・アワードを受賞したトヨタ育成の中村仁(R-ace GP)は5番グリッドからオープニングラップで表彰台圏内まで浮上したものの、ペドロ・クレロ(VAR)にポジションを奪われて4番手に後退した。

 クレロはレース終盤にかけてスレイターに接近したものの攻略は叶わず。スレイターが2位、クレロが3位、中村が4位となった。

 中村以外の日本人ドライバーは、ホンダ育成の中村大翔(ARTグランプリ)が6位、リー海夏澄(ARTグランプリ)が10位。山越陽悠(VAR)はレース後半の接触により完走できなかった。

 一夜明けて実施されたレース2の予選では、グループAのデリーニが路面コンディションの変化も味方に1分53秒250秒をマークしてポールポジションを獲得。クレロが2番手に並んだ。

 レースではデリーニがポールから力強い走りを見せ、レース終盤のクレロの猛攻もしのぎきってトップチェッカーを受けた。クレロが2位に入ったことで、デリーニとクレロは獲得ポイント198点でランキング3〜4番手で並んだ。

 表彰台の最後の一角は、アクシャイ・ボーラ(R-ace GP)がエヴァン・ジルテール(ARTグランプリ)やスレイターとの争いを制して掴んだ。スレイターは最終的に5位チェッカーとなったものの、デ・パロが7位に終わったことで、こちらもふたりが獲得ポイント226点で横並びに。レース勝利数でスレイターが首位に立った。

 日本人ドライバーは8位に加藤、9位に中村、10位にリーが並んだ。山越は9番手フィニッシュも、プッシュトゥパスボタンの不正使用によって10秒のタイムペナルティが科されて15位降着となった。

 2025年シーズンも残すところあと2ラウンド。第9ラウンドは10月3日から10月5日にかけてドイツ・ホッケンハイムリンクで開催される。

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