
アミューズメント エキスポ 2025に出展した「バンダイナムコエクスペリエンス」ブースの模様(以下すべて筆者撮影)
【画像】「えっ、コシショウさん何やってんの?」「これから出るのか」 これがアミューズメントエキスポで目撃した新作ゲームたちです(7枚)
50社以上が集結 日本最大級のアミューズメントイベント
国内アミューズメント業界の「今と未来」が一堂に会するイベント「アミューズメント エキスポ 2025」(以下、AEPO2025)が、11月14日、15日の両日、東京ビッグサイトで開催されました。
同イベントのルーツは、長らく業界を支えてきたアーケードゲーム見本市「アミューズメントマシンショー」と「AOUアミューズメント・エキスポ」の統合にあります。2013年度から「ジャパンアミューズメントエキスポ」として再スタートしたことで、会場にはビデオゲーム、メダルゲーム、体感型アトラクションに加え、人気のクレーンゲームやプライズも集結。業界関係者だけでなく、一般参加者も楽しめる日本最大級の総合アミューズメントイベントとして地位を確立しています。
APEO2025では、ゲームセンターやアミューズメント施設でお馴染みのマシンを皮切りに、幅広いジャンルの最新ゲームが集結。「タイトー」「コナミ」「セガ フェイブ」など、50社以上の企業が東京ビッグサイト(東4・5ホール)にブースを構えました。
国内最大級のゲームイベントと聞くと、ビジネスデーから数万人が押し寄せる「東京ゲームショウ」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。一方でAEPO2025の場合、統合元だったイベントが業界人向けに行われていたこともあり、ビジネスデーとパブリックデーともに、商談等で訪れたであろう「企業人」が多く見られるのが特徴です。

「ワンピース」を題材にしたアーケードゲームと「モンキー・D・ルフィ」等身大オブジェクト(バンダイナムコエクスペリエンス)
未発売ゲームも勢ぞろい IPコラボで盛り上がる最新アミューズメント
とは言え、一般来場者向けのプログラムが組まれていなかったわけではありません。クレーンゲーム生誕60周年に則した特別展示をはじめ、メーカーの垣根を超えて実現したアーケードゲーム音楽の祭典「AMUSEMENT MUSIC FES 2025」、プロゲーマーを招いたファン交流イベント等も開かれました。来場者が単に最新ゲームを試遊するだけでなく、アミューズメント文化そのものを深く体験し、業界全体への熱狂を共有できる場となっていたのです。
加えて、まだ市場に投入されていない業務用ゲーム筐体をひと足早くチェックできるのも本イベントのポイントでした。とりわけ目立っていたのは、人気IPとコラボした業務用ゲーム筐体の数々です。
国産映画の興行収入記録を塗り替えた『鬼滅の刃』からは、キャラクターカードを筐体にセットして遊ぶアクションゲームが開発中。放送開始から55周年を迎えた国民的アニメ「サザエさん」の間違い探しゲームに、原作とアニメ共に話題を集める「ワンピース」初のメダルゲームなど、注目の最新ゲームが勢揃い。そうしたカタログ的な展示を含め、『ストリートファイター6』を擁するカプコンは来場者参加型の対戦イベントを実施、老舗メーカーのタイトーは「バブルボブル」シリーズ40年の歴史を紐解くなど、各企業が趣向を凝らしつつ、さまざまな企画を催していました。
AEPO2025は商業的な場というルーツを持ちながらも、人気IPを活用した最新ゲームの体験や、業界の歴史と文化を伝える企画を通じて、アミューズメント市場の現在地と次なる一手を指し示しました。ビジネスとエンターテインメントの境界を超え、新旧のファンが業界の熱狂を共有できる、未来志向の祭典であったと言えるでしょう。
