4月の開幕から半年間にわたり国内外から多くの来場者を迎えた「大阪・関西万博」は、2025年10月13日(月・祝)に幕を閉じました。終盤には連日20万人を超える来場者が訪れ、熱気が最高潮に。閉幕当日、2025年日本国際博覧会協会の十倉雅和会長と石毛博行事務総長が会見を行い、開催期間を振り返るとともに、万博の成果や今後の展望を語りました。
( Index )
- 万博の成功は日本と世界にとって意義深いこと
- 来場者や関係者が作り上げた成功!
- 有形無形のレガシーは世界の人たちへ!
- “毎日改善”を支えたスタッフへの敬意
万博の成功は日本と世界にとって意義深いこと
十倉会長はまず来場者と関係者への感謝を述べたうえで、招致から準備期間を含むこれまでの歩みを総括。世界が分断の危機にある中で、160を超える国・地域・国際機関が協力し万博を実現できたことについて、「世界はいのちの輝きを取り戻し、多様でありながらひとつであることを再認識できた」と強調しました。
また、「万博はいつの時代も“リアルに世界を見る場所”。来場者は五感を使って世界と未来を感じることができた」と述べ、結果的に2,800万人を超える来場につながったと分析。多くの子どもたちが来場したことにも触れ、「未来社会を想像する貴重な機会になったのではないか」と語りました。
レガシーについては、会場で発信された最先端技術を社会実装につなげる重要性を掲げ、「多様でありながらひとつ」を象徴する大屋根リングの一部を残す方針も紹介。「いのち輝く未来社会づくりは、今日から新たにスタートする」と締めくくりました。

