『THE GATE OF NOSTALGIA 2025』新宿FACE(2025年11月17日)
○Ben-K&ドラゴン・キッド&ジェイソン・リーvs鷹木信悟&サイバー・コング&富永千浩×
“暁-akatsuki-"が限定復活し、新日本から参戦した鷹木が久々にツーショルダーコスチューム姿を披露。「次があるならツーショルダー着たい。俺らと言えばKAMIKAZEとかもあったからな。VerserKとかもあったし。そんなんでまた呼んでもらえたら」と古巣再登場に前向きな姿勢を見せた。
暁-akatsuki-は2012年4月に鷹木がYAMATO、富永らと結成したユニット。鷹木&YAMATOがツインゲート王座を2度獲得し、ユニット在籍期間中の2013年7月に鷹木が2度目のドリームゲート王座戴冠を果たしたが、同年8月にMAD BLANKEYとの敗戦ユニット解散マッチに敗れ、解散となった。
対するMaxiMuMは2017年5月に土井成樹、吉野正人、Kotoka、ビッグR清水、Ben-Kで結成されたユニット。のちにジェイソン、キッド、石田凱士が加わり、土井&吉野&ジェイソンがトライアングルゲート王者、清水&Ben-Kがツインゲート王者となっている。そして2018年6月には吉野がドリームゲート王者対決となり、同年9月には土井吉対決による同王座戦を実現させた。
2組の実力派ユニットが時空を超えて激突した。MaxiMuMはジェイソンがキッド&Ben-Kとの共闘に消極姿勢だったが、二人に促されて嫌々ながら3人で天を指さすポーズを披露。鷹木はドラゲー所属時代のツーショルダーのコスチュームで登場。他花師はマスクマンのサイバーを復活させ、パイナップルを握り潰すパフォーマンスを見せた。
鷹木はキッドと対峙。ダイブ式コルバタをキャッチしてのギロチンホイップを敢行し、サイバーとのダブルタックルでなぎ倒し、キッドの反撃をナックルパンチ一発で返り討ちにした。が、富永の劣勢にカットに入ったサイバーのエルボードロップ、鷹木のセントーンがことごとく誤爆してしまう。それでも富永が突破口を開くと、鷹木がDDTとコンプリートショットの同時さく裂、両腕ラリアットでキッドとBen-Kを切って取る大暴れで巻き返した。
すかさず鷹木が「キタキタキタア!」を絶叫しようとしたものの、富永が割って入り、「キタキタキタア!」を叫んでしまう。それでもサイバーとの合体ダイビングエルボードロップをBen-Kに決め、ジェイソンには鷹木がハンマーパンチ、サイバーが地獄突きを交互に連発したが、サンドイッチラリアットは同士討ちに終わり、鷹木がキッドのクリスト、サイバーがBen-Kのアルゼンチンバックブリーカーに捕まった。
それでも鷹木は終盤、Ben-Kとのエルボー合戦をワンツー連打で押し込み、パンピングボンバーとラリアットの相打ちなど真っ向勝負で火花を散らしたが、パンピングボンバーが富永に痛恨の誤爆。次の瞬間、Ben-Kのスピアーを食らった富永が3カウントを聞いた。
暁を復活させた鷹木だが、富永が足を引っ張る形で敗戦。試合後、Ben-Kと近距離でにらみ合い、握手を交わすと、マイクを持って「あらためましてツーショルダーの鷹木信悟がDRAGONGATEに帰って…キタキタキタア!」と絶叫。「約7年ぶりにツーショルダー着たけど、やっぱいいね。新日本のコスチュームはシューズが長いし、いろいろめんどくさいんだけどね。これは最高だな」と切り出した。
ドラゲー所属時代のコスチュームに戻って充実感はあったようだが、やはり富永には黙っていられない。「おい、パンチ! お前相変わらず邪魔ばっかしやがって。キタキタキタも邪魔しやがって、このヤロー。相変わらず空気読めねえな」とと説教し、「こいつLINEも何も帰ってきませんからね。コミュニケーション取れねえから最後誤爆しちゃったんだよ。こっちは憎しみを込めてね」と続けて場内を笑わせた。
それでも「次があるならツーショルダー着たい」とした鷹木は「俺らと言えばKAMIKAZEとかもあったからな。VerserKとかもあったし。そんなんでまた呼んでもらえたら」とユニット限定復活には前向き。「サイバー、結婚したらしいじゃねえか。先を越されちゃったよ。もうすぐ43歳独身だけど、DRAGONGATEのリングに帰ってきた時はいい報告ができるように頑張ります」とかつての盟友の朗報に刺激を受けたようで古巣・ドラゲーマット再登場に色気をみせていた。
【試合後の鷹木&サイバー&富永】
▼サイバー「最後しっかり押さえてないから、あれ」
▼鷹木「あんたさ、本間(朋晃)さんばりに全然、声通らないし」
▼富永「すいません…」
▼鷹木「最後な、しっかり押さえててくれたら。7年ぶり、8年ぶりに組んでんだから、しっかりやってくれよ。このまま終われないんじゃないの?」
▼富永「はい、もう一回お願いします」
▼鷹木「VerserKもあったからな。その時はまた俺のイスになってくれよパンチ君。サイバー!」
▼サイバー「久しぶりです。最高でした」
▼鷹木「WORLD TAG LEAGUEまだ開幕してないけど、サイバーと組んでも面白いな。YAMATOとツインゲート戴冠歴多いけど、サイバーと今日組んでみて思った。サイバーがいてくれたらホント百人力だと」
▼サイバー「いつでもお待ちしております」
▼鷹木「鷹木&サイバー組もいつか新日本のリングでやりたいなと思うんで。あとこのどうしようもないパンチ君をいつか新日本のリングに上げるという夢と希望があるから。なあ、パンチ。いつだって鷹木道場は気合と根性だからな。最後に一言締めてくれ」
▼富永「僕がですか?」
▼鷹木「ああ。サイバーも結婚したんだから、お前はどうするんだ? 今後。結婚願望あるの?」
▼富永「ありません」
▼鷹木「ないのかい! 俺は結婚願望あるよ」
▼富永「あるんですか? どんぐらいあるんですか?」
▼鷹木「同い年のサイバーが結婚したんだから負けてらんないよ」
▼富永「僕は大丈夫です。もう大丈夫です。暁は永遠に不滅だ!」

