『THE GATE OF NOSTALGIA 2025』新宿FACE(2025年11月17日)
○ディアマンテ&H・Y・O&ダイヤ・インフェルノvsシュン・スカイウォーカー&ギアニー・ヴァレッタ&ドラゴン・ダイヤ×
“MASQUARADE"シュンが久々に降臨したものの、ダイヤとの亀裂が入った当時の場面を再現する状況の末に敗戦。マスクを剥ごうとしたものの未遂に終わった。
天空歩人・シュンは現在、PSYPATRAを率い、帆希&ギアニー・ヴァレッタとのトリオでトライアングルゲート王者に君臨している。この日、かつてリーダーを務めたMASQUARADEを限定復活。当初はダイヤ&箕浦康太とトリオを結成予定だったが、箕浦の欠場によって、もう一人のパートナーは当日発表となった。
対するR・E・Dは2018年9月に結成されたヒールユニット。現在、NOAHで活躍するEitaがリーダーで、ハルク、KAI、ディアマンテ(現ルイス・マンテ)らが所属していた。その後も増員を繰り返し、Eita、KAIとドリームゲート王者二人を輩出するなど一大勢力となったが、2022年2月、Eitaが追放され、シュンを新リーダーとしたZ-Bratsに改称された。この日はディアマンテ&H・Y・O(豹)&ダイヤ・インフェルノ(吉岡勇紀)のトリオで再結成。現在、ファンに愛される3人が一夜限定でヒール復活を遂げることになった。
いつもはファンを「女豹ちゃん」と呼ぶH・Y・Oだが、この日ばかりはヒールモード。「R・E・D唯一の頭脳派」を自称し、これが“最後のR・E・D"を強調。拍手を強要すると、ファンを「メス豚」呼ばわりし、観客に「ブヒと言え」と強要した。
一方、MASQUARADEはシュンと久々にマスクマンとなったダイヤが登場。二人には2021年12・1後楽園大会でシュンの裏切りによって敗れたダイヤがマスク剥ぎを執行された遺恨がある。ところがシュンは「どの面下げてMASQUARADEのガウン着て仮面被って出てきてんだ? あの日、自らの弱さのせいで自らのマスクを失ったドラゴン・ダイヤは仲間の失敗も許せず、MASQUARADEを捨ててDRAGONGATEのリングから去った」と批判。「シュン・スカイウォーカーがどんな気持ちでMASQUARADEを守り続けて、背負い続けて、名乗り続けたかわかってんのか? お前は今やすやすとMASQUARADEのガウンを着て仮面をかぶることで俺の気持ちをどれだけ踏みにじったかわかってんのか? お前の態度がどれだけシュン・スカイウォーカーの気持ちを傷つけたのか分かってんのか?」と続けた。
そして「二人で戦うつもりねえよ。MASQUARADEはいつだってシュン・スカイウォーカー一人だ」と主張したシュンは「俺は時々、あの日の悪夢でうなされる。MASQUARADEの夢を見た時、そこに出てくる化け物がいる。俺はそいつをMASQUARADEの悪夢と呼んでる。今日はそいつを呼んでるんだよ。シュン・スカイウォーカーの夢の中にだけ現れる悪魔。いでよMASQUARADE」と呼び込むと、現れたのはPSYPATRAの盟友・ヴァレッタだった。
先手を取ったのはR・E・D。ディアマンテがトペスイシーダでシュンとヴァレッタに突っ込み、ディアマンテがH・Y・Oとインフェルノを背負っての合体ボディプレスをダイヤに投下。「ダイヤ!」とタッチを求めるシュンだが、ダイヤが飛びつきDDTで突破口を開き、ジャンピングタッチしようとしても、手を引っ込めて拒否した。
シュンはフロントハイキックでディアマンテを場外に蹴落とし、ヴァレッタはチェーンを手にした。が、セコンドの木村が止めると、激怒したヴァレッタはチェーンで木村の首を絞め上げながら控室へと連れ去った。数的不利となったシュンだったが、ディアマンテのヴェルタフィナーレ狙いをウラカンラナで切り返した。ディアマンテが2カウントで返すと、シュンとディアマンテの間にダイヤが割って入った。かつてシュンとダイヤに亀裂が入るきっかけとなった場面を再現するような状況。リング上の動きが一瞬止まった中、最後はディアマンテがヴェルタフィナーレでダイヤを仕留めた。
試合後、シュンは「負けたのはしゃあないな。仕方ないんだよ」とあっけらかん。「ダイヤ、お前の力がそれだけだったってこと。それは当時から変わってないよ。あの日のお前はマスクも人に脱がせてもらって、お前はこのリングから消えたな。今回はさ、しっかりさ、その罪を自分でつ・つ・つ・つ・償おうか。ということでマスク脱ぎまーす!」と酷評したうえで宣言。ダイヤのマスクを剥ごうとしたが、インフェルノがダイヤを救出して未遂に終わった。

