来季からF1に新規参戦するキャデラックのドライバーとして、F1復帰を果たすセルジオ・ペレスは、一度F1から離れることを余儀なくされたことで、「多くのことを悟った」と語った。
ペレスは成績不振により、2024年限りでレッドブルのシートを失うこととなり、2025年の1年間はレースから離れて過ごすことになった。しかし来季からは、新規参戦するキャデラックのドライバーとして抜擢。ベテランのバルテリ・ボッタスとコンビを組むことになる。
ペレスにとってF1から離れた1年は、非常に重要なモノとなったようだ。
「当時はそうは感じていなかったけど、休息が必要だった。このスポーツに身を投じていると、常に次のシーズン、次のレース、次の契約のことばかりを考えてしまう」
ペレスはF1公式サイトのインタビューにそう語った。
「まるで自動モードに入っているようなものだった。でも、そこから抜け出すことを余儀なくされると、多くのことに気付き、このスポーツを違う視点で見ることができるようになる」
「F1というバブルの中にいると……ドライバーとして様々なことを気にしてしまう。せっかくの時間を無駄にしてしまったなど、常に満足できるとは限らない。そして一番大切なのは、楽しむことだということを忘れてしまう。結局のところ、僕らは大好きなことができるという、ある意味特権を手にしているのにね」
「それが僕にとって最大の教訓だった。つまりF1を楽しまなければいけないということだ。競争が激しく、全力を尽くすことに集中しすぎて、楽しむことを忘れてしまうんだ」
すでにキャデラックでの仕事もスタートしているペレス。11月12日には、イモラ・サーキットでフェラーリからマシンを借り受けTPCを実施し、実際にステアリングを握った。
「最初の数ヵ月は素晴らしかった」
そうペレスは語った。
「ずっと追いかけていたから、F1が恋しいと気付いたんだ。レースのために起きていたようなモノだったからね」
「何が起きていたのかは分かっていた。パドックにいた友人たちと話していて、自分が思っていた以上に恋しく思っていたんだと気付いた」
「そしてキャデラックとの話し合いが始まり、レースに対する情熱に気付いた時、自分の中にまだ何かが残っているような気がしたんだ」

