その類い稀な身体能力から、“エイリアン”とも呼ばれるヴィクター・ウェンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ)が、アニメのキャラクターとしてスクリーンに登場することになった。
そのアニメのタイトルは、ずばり『Alien Dunk(エイリアン・ダンク)』。制作は、キッズ向け番組を数多く手がけるフランス・パリに拠点を置く個人経営のプロデュース会社、PGSエンターテインメント社が担当する。
エイリアンというタイトルから察せられるとおり、舞台は宇宙空間に設定されている。そしてウェンビーの”宇宙好き”はよく知られているところ。
本人はこのプロジェクトについて、「“エイリアン・ダンク”に参加できることに興奮している。自分自身がアニメになるなんて、信じられないような体験だ。それに、“バスケットボール”と“宇宙”という、僕が大好きなふたつが合体したものだ」とコメント。
「でも何よりも、世界中の若いファンのために、楽しさと想像力、そしてインスピレーションがたくさん詰まった、子どもたちが楽しめる作品世界を創り上げていけることに一番ワクワクしている」
アメリカのメディア『Variety』が報じた詳細によると、作品内でウェンバンヤマは、メインキャラクターの“ヴィクター”として登場。妹のイヴ、個性豊かな宇宙人たちとチームを組んで、宇宙の平和を守る最後の砦において、銀河空間で開催されるバスケットボール大会“スターボールリーグ”で戦う、というのがプロットだ。
“宇宙人たちとバスケをする”と言えば、マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)がバッグスバニー等が登場するアニメ『Looney Tunes』のメンバーたちとチームを組んで、悪者エイリアンと対決する1996年公開の映画『スペースジャム』を思い出す人も多いだろう。その後、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)を主演に迎えて続編も制作された作品だ。
ウェンバンヤマはすでに制作チームに参加して、彼の独特な動きやポーズをアニメで再現するためのモーションキャプチャー撮影なども行なったようだ。
PGSエンターテインメント社のスーテル代表は、次のようにコメントしている。
「ヴィクターは、その並外れた運動能力だけでなく、コート外で発信しているポジティブな価値観においてもまさに“エイリアン”だ。彼が持つこうした資質は、天性のアニメヒーローそのものであり、『エイリアン・ダンク』のメインキャラクターとして最適だ。彼の存在が、このシリーズに独自の真実味をもたらしてくれる。この新たな世界観を形にできることに心から興奮している」
フランス国内ではすでに、民放大手TF1が参画することが決定している。全世界への配信も想定されているから、世界中のファンが楽しめるようになるだろう。
スポーツ、コメディ、SF、ヒーローものと、たくさんの要素が詰まった作品になる“エイリアン・ダンク”。放送開始が今から楽しみだ。
文●小川由紀子
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