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ジェイミー・チャドウィック、WEC参戦ジェネシスのリザーブドライバーに。テストも完了「素晴らしい体験でした」

ジェイミー・チャドウィック、WEC参戦ジェネシスのリザーブドライバーに。テストも完了「素晴らしい体験でした」

ジェネシスは、ジェイミー・チャドウィックがLMDh車両『GMR-001』での最初のテストを完了した後、彼女を2026年のWEC(世界耐久選手権)リザーブドライバーとして契約したことを発表した。

 チームの公式リザーブドライバーとして、チャドウィックはGMR-001の開発業務を担当し、トラック上とシミュレータで複数のセッションに参加することになる。この役割は、今後発表予定のレースプログラムと並行して遂行される。

 チャドウィックは、2026年にWECハイパーカークラスに初参戦するジェネシスのドライバー陣に加わる5人目のドライバーとなる。同チームはオレカのLMP2マシンをベースに開発されたLMDh車両『GMR-001』でWECに参戦する予定だ。

 ジェネシスは既にアンドレ・ロッテラー、ピポ・デラーニ、ダニエル・ジュンカデラ、マティス・ジョベールをレースドライバーとして発表しており、残り2名のレースドライバーは後日発表予定だ。

「GMR-001ハイパーカーの開発に携われることは非常に特別なことです」とチャドウィックは語った。

「これは私のキャリアにおける新たな進展であり、本当に誇りに思っています」

「ハイパーカーのリザーブドライバーになることは、私の究極の目標に一歩近づくことです。テストや走行機会が増えることを本当に楽しみにしているし、この役割を存分に味わい、最大限に活かそうと思っています」

「開発担当としての役割は、私のレース活動にも大きく役立つでしょう。ハイパーカーは学ぶべきことが全てにおいて一段階上のカテゴリーですが、継続的なテストやエンジニアとの協働を通じて得た知見は、他のカテゴリーやシリーズにも還元できるのです」

 チャドウィックは先週、マニクールでの3日間のテストにジェネシスのレースドライバー4人に加わり、ドライとウェットの両コンディションでジェネシスLMDhをドライブした。

 ジェネシスによれば、彼女がWECハイパーカーをドライブした史上2人目の女性となる。ひとり目は、2022年にトヨタGR010ハイブリッドをドライブしたリル・ワドゥーだ。彼女は最近、フェラーリ499Pもドライブしている。

「GMR-001ハイパーカーでの初走行は素晴らしい体験でした」とチャドウィックは語った。

「本当に印象的なマシンで、直線では驚異的な速さです。ドライバーとして利用できる多様なシステムや、差をつけるためのツールが数多く備わっています」

「チームのテストを重ねるごとに多くの変化と進化があるのは当然ですが、運転するだけで最高のスーパーカーであり、ジェネシスは素晴らしいチームです」

 ジェネシスのスポーティングディレクターで2009年世界ツーリングカー選手権王者であるガブリエル・タルキーニは、チャドウィックをチームの重要な一員と評した。

「マシンを全く知らない新人ドライバーからのフィードバックは常に貴重だ」と彼は語った。

「ジェイミーは、ヨーロッパ・ル・マン・シリーズにおける当社のプログラムで素晴らしいシーズンを送った」

「GMR-001ハイパーカーの開発ドライバーとして、彼女は今後のイベント準備や初シーズンに必要な進歩を遂げる上で、チームにとって不可欠な存在となるだろう」

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