『粛清の夜〜PURGE NIGHT OF TORTURE〜』後楽園ホール(2025年11月19日)
高橋裕二郎vs上谷沙弥
上谷が裕二郎との男女対決で真っ向勝負を展開したもののノーコンテストで幕。EVILに「沙弥様がお前の首を獲るまで逃さねえからな!」と通告した。
上谷はワールド・オブ・スターダム&STRONG女子2冠王に君臨するスターダムの女王。1・4東京ドーム大会参戦も決まり、朱里とのSTRONG女子防衛戦を控える。地上波出演によって女子プロレスの枠を超えて知名度を上げ、プロレス大賞MVPをアピールする上谷をEVILが「調子に乗りすぎだ、お前! そろそろな、お灸を据える時間だ!」と粛清の標的に定め、裕二郎との男女対決を用意した。
上谷は刀羅ナツコ、琉悪夏、小波、吏南とH.A.T.E.の面々を従えて登場。場外戦で先制されると、スリーパーで絞め上げられるなど劣勢に。張り手を何発も食らっても倒れず、裕二郎の顔面を張り返す。顔面への低空ドロップキック、スワンダイブ式プランチャ、ジャンピングボディプレスと猛攻に出た。
だが、上谷のフロントハイキックがレフェリーに誤爆してしまう。裕二郎がケインを手にすると、H.A.T.E.メンバーが乱入。裕二郎にトレイン攻撃を浴びせると、吏南がジャンピングエルボー、小波がハイキック、刀羅&琉悪夏がサンドイッチラリアットを立て続けにお見舞い。上谷がフロントハイキックを叩き込んだ。
すかさず上谷がコーナーに上がったが、セコンドのチェーズ・オーエンズが妨害。裕二郎がピンプジュースを狙ったが、上谷はローブローで阻止してウラカンラナで丸め込む。が、スタークラッシャーには持ち込めず。裕二郎がフィッシャーマンバスターを敢行した。
するとH.A.T.E.がレフェリーを場外に排除して3カウントを入れさせない。刀羅が鉄パイプ、吏南がムチ、琉悪夏がボックスで次々に裕二郎を殴打し、小波は顔面にスプレーを噴射した。そこへSANADA、DOUKI、SHOがやってきてH.A.T.E.の面々をバックステージに排除。上谷と裕二郎が大の字となったまま、ノーコンテスト裁定が下された。
息を吹き返した上谷は裕二郎に馬乗りになって殴りつけたものの後の祭り。「このままで納得いくわけねえだろう? 裕二郎さあ、男も女も関係ねえから! このままだと負けるから乱入させたんだろう? 見え見えだよ、沙弥様には!」と不満を爆発させた上谷は「そしてEVIL、今日、沙弥様を呼んだってことは、分かるよなあ? 沙弥様がお前の首を獲るまで逃さねえからな!」とEVILに向かって通告した。

