
漫画やアニメ、ゲームといったコンテンツと並び、今や日本が誇る文化として、海外でも広く親しまれているコスプレ。8月16日、17日には、世界最大規模の同人誌即売会「コミックマーケット106」(コミケ106)が東京ビッグサイトで開催された。2日間で約25万人が来場するなど、大盛り上がりとなった同イベントで会場を彩るコスプレイヤーたちにインタビューを実施。それぞれの「コスプレに対するこだわり」などを話してもらった。
■「コミケ106」を彩ったコスプレイヤーたちのこだわりとは?
■「ドラゴンボール」人造人間20号/アムロさん
コミックマーケット“50周年イヤー”ということもあり、一番思い入れのあるコスプレで参加しようと思って、12年前の夏、庭園エリアでコスプレをした「ドラゴンボール」の人造人間20号(ドクター・ゲロ)を選定しました。
鳥山明先生の描かれる漫画のコマを見ながら、衣装を頭からつま先まで全て作り直し、メークも改善、コスプレを始めたばかりの頃と変わらない気持ちで、自分の好きなものを全力で表現してみました。それを受け取ってくれた方たちと“作品への愛”を共有できたことが本当にうれしくて、楽しい時間を過ごせました。
■「ひぐらしのなく頃に」園崎魅音/火将ロシエルさん
一緒に参加した北条沙都子との身長差を表現するために、厚底の靴を用意しました。スカートやベスト、ネクタイの長さを調整して、腰の位置を高く見せているのもこだわったポイントになります。
■「ひぐらしのなく頃に」北条沙都子/西山野園美さん
こちらのコスプレでは、特に足元に注目していただきたいです。ローファーのリボンは自作で用意したものなんですけど、かわいく仕上がったので気に入っています。
■「Fate/Grand Order」謎のヒロインXXオルタ/地獄遊戯さん
衣装に入っているラインや靴はキラキラパーツを使ってかわいく作ったので、夏の日差しの中でもテンション高めで過ごせました。ほぼ隠せていないパーカーも、絶妙なラインをキープする形でかわいく仕上げられたので気に入っています!
■「アズールレーン」鎮海/タキさん
ずっと着てみたかった「アズレン」のお着替え衣装です。自分の体形的に横向きで写真を撮ってもらえるとうれしいなと思い、サイドに隙があり過ぎる(!?)こちらの衣装を選びました。背中がU字に日焼けしましたが、後悔はしていません!それと手先のスラッとした感じも、この衣装ならではの魅力的なポイントかなと思います。
■「コミックマーケット107」は12月30日、31日に開催!
こうして大盛況のうちに終了した「コミケ106」に続き、12月30日、31日には「コミックマーケット107」(東京ビッグサイト)の開催が控えている。年内最後の“コスプレも楽しめる大型イベント”である「コミケ107」では、はたしてどのような漫画、アニメ、ゲームのコスプレに人気が集中するのか? 今のうちからトレンドを分析しておき、会場で答え合わせをするのも面白そうだ。
◆取材・文=ソムタム田井

