フェラーリのルイス・ハミルトンはF1ラスベガスGPに向けて特別ヘルメットを公開。通常の鮮やかな黄色に赤のアクセントを施したデザインから一転、全面シルバースパークルのデザインとなった。
レースウィークのスタートを前に特別デザインのヘルメットをSNSで公開したハミルトンだが、フェラーリ自体もラスベガスGPでは特別な装いとなる。
フェラーリは今回、チームがプーマと提携して20年を迎えることを記念した、3種類の異なる赤があしらわれた特別なウェアを着用する。
「2020年にムジェロで開催されたスクーデリアの1000回目のF1グランプリで披露されたオリジナルのバーガンディ、キミ・ライコネンがドライバーズタイトルを獲得した2007年のマシンの赤、そして翌2008年にフェリペ・マッサとライコネンでコンストラクターズタイトルを獲得したF2008の赤が用いられている」と、フェラーリは公式サイトでその色合いについて説明している。
F1はこのラスベガスGPから始まる3連戦で長い2025年シーズンを終えることになる。ハミルトンのフェラーリでの1年目は、これまでに148ポイント獲得で、チームメイトのシャルル・ルクレールに66ポイント差をつけられている状況にある。
前戦サンパウロGPでフェラーリはふたりともリタイアという非常に厳しい結果に終わってしまった。フェラーリのフレデリック・バスール代表は、ラスベガスGPに向けて次のようにチームの目指す所を語った。
「ベガスはカレンダーの中でも特別なイベントだ。雰囲気それ自体、土曜夜に決勝が行なわれるスケジュール、そしてサーキットそのものが特別だ」
バスールはそう語る。
「最近数戦で我々は良いスピードを示し、上位で戦うことができている。今週末もそれを再現することを目指している。ベガスでは、このサーキット特有の課題に対処することが特に重要になる」
「低い気温でのタイヤマネジメントが今回も重要な要素となるだろうし、レース展開を正しく予想し、最適な戦略を見極めることも重要だ。いつも通り、自分たちの事に集中し、パフォーマンスの面で取りこぼしがないように確実にしていく」
