今後、登録者数をどこまで伸ばせるか注目されている。
「登録者数について吉本興業は発表していませんが、当初予想されていた10万人どころか、配信開始2週間で50万人を超えています」(お笑い関係者)
ダウンタウンプラスが始動した11月1日21時には、松本が都内のスタジオから生配信で「松本、動きました」と第一声を発し、事実上の復帰を果たした。
「スポーツ紙やネットメディアは一斉に松本の復帰を報じましたが、翌日放送されたTBS系の『サンデージャポン』や『アッコにおまかせ!』はスルーした」(放送ライター)
無関心を装いながらも、水面下ではTBSをはじめとする各テレビ局は、過去のダウンタウン番組の自社コンテンツ売り込みをダウンタウンプラスに仕掛けているという。
「日本テレビは配信スタート前にダウンタウンプラスに協力すると発表した。登録者数が50万人突破と知った他局も“協力します”と追随している。過去のコンテンツを貸し出すだけで使用料が入りますから」(番組制作会社スタッフ)
また、一昨年末に週刊文春が松本の女性を巡る騒動を報じて以降、徹底的に松本批判を展開したネットメディアも配信が始まった途端、吉本興業サイドに登録者数の確認や配信情報収集に奔走している。
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カギを握る『笑ってはいけない』シリーズ
「ダウンタウンプラスの情報を流せば、PV数が稼げるからです。手のひら返しに吉本関係者は苦笑しています」と前出の番組制作会社スタッフは語るが、今後の展開には高いハードルがあるという。
「今後も順調に登録者数を伸ばすには、日テレ系の『絶対に笑ってはいけない』シリーズを配信サービスで復活させることができるか否かに掛かっています」(同)
笑ってはいけないシリーズは、2006年から’20年まで大みそかに放送されたNHK紅白歌合戦の裏特番。11年連続、民放裏番組で視聴率トップを記録。’20年を最後に放送休止が続いている。
「例年、笑ってはいけないシリーズはゴールデンウイーク明けから仕込みが始まります。それほど大変なんです。ダウンタウンプラス登録者は年末配信を期待しているでしょうね。
日テレも地上波での笑ってはいけないシリーズの復活を狙っていますが、時間的に不可能です。仮に、今から制作スタートしたとしても完成まで半年かかります」(元制作スタッフ)
半年後、ダウンタウンプラスかマイナスか。
「週刊実話」12月4・11日号より
