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【新日本】WTL開幕…鷹木&モロニーが辻&ゲイブ突破で会心の白星発進 「俺とモロニーの時間が来た来た来た!」

【新日本】WTL開幕…鷹木&モロニーが辻&ゲイブ突破で会心の白星発進 「俺とモロニーの時間が来た来た来た!」

『WORLD TAG LEAGUE 2025』東京・後楽園ホール(2025年11月20日)
Aブロック公式戦 ○鷹木信悟&ドリラ・モロニーvs辻陽太&ゲイブ・キッド×

 『WORLD TAG LEAGUE 2025』開幕戦のメインで、鷹木&モロニーが辻&ゲイブを熱戦突破して、会心の白星発進。鷹木は「俺とモロニーの時間が来た来た来た!」と勝利の雄叫びを上げると、タッグ名が“WAR DRAGONS"に正式決定した。

 年末恒例のタッグリーグがこの日、開幕。Aブロック公式戦4試合が行われたが、メインイベントでは辻&ゲイブと鷹木&モロニーの同門対決が実現した。どちらも無所属とBC WAR DOGSが共闘に乗り出したことで実現したコンビだ。GLOBAL王者の辻とゲイブは今年3度の一騎打ちを行い、リスペクトし合う関係。鷹木とモロニーも今年3度一騎打ちで対戦したライバル関係にあたる。刺激的なタッグ戦が開幕戦で行われた。

 序盤から激闘となったが、先に動いたのはゲイブだった。場外戦でモロニーにエクスプロイダーを繰り出して大ダメージを与える。盟友対決とは思えないほど激しく場外乱闘でやり合うと、逆水平合戦でも真っ向から火花。ゲイブはラリアットで不意を突き、主導権を渡さない。

 しかし、モロニーに代わって鷹木が登場すると、状況は一変。辻&ゲイブの連係攻撃を鷹木ひとりでねじ伏せる。モロニーとともに「俺とモロニーの時間が来た来た来た!」と絶叫すると、時間差でダイビングエルボードロップを投下した。その後、再びモロニーが攻め込まれてしまうが、鷹木が献身的にカットインに飛び込む。ゲイブに左腕ラリアットを振り抜くと、モロニーも辻にスパインバスターを決めて、試合を五分に戻した。

 モロニーと辻の打撃戦が痛み分けに終わると、同時にタッチを交わして、ゲイブと鷹木がラリアットの相打ちを繰り返す。鷹木はバックドロップでぶん投げたものの、ここから大技が連鎖。各選手が先を読み合いながらも、辻のカーブストンプ、モロニーのデスバレーボム、ゲイブのランニングニーが立て続けにさく裂して、4選手が大の字に。

 懸命に立ち上がったゲイブと鷹木はラリアットを打ち合うと、鷹木のエルボー連打、ゲイブのビンタ連打も交錯。ここで鷹木がゲイブをホイップした瞬間、モロニーがスピアーを突き刺して援護射撃を見せる。飛び込んだ辻がラリアットや飛びヒザ蹴りで挽回を図るも、ジーンブラスターに対して鷹木がカウンターのパンピングボンバーをドンピシャリ。返す刀でゲイブにも叩き込む。鷹木&モロニーは雄叫びを上げると、合体MADE IN JAPANがさく裂し、3カウントを奪った。

 鷹木&モロニーが会心の白星発進。試合後、鷹木は「おいおいおい、せっかく勝ったんだから、マイク持たせてもらっていいかな!?」とマイクを掴むと、再び「俺とモロニーの時間が来た来た来た!」と勝利の雄叫びを上げた。

 「WORLD TAG LEAGUE開幕戦、後楽園大会、超満員すごいじゃないの。俺はメチャクチャ気合い入ったね」と1498人(札止め)の観客席を見渡して満足げな鷹木は「俺たち鷹木&モロニー組がどうしてもこのタッグリーグで勝たなきゃいけない理由がある」と語り始める。「最近、オフィシャルのHPかなんかに出てたな。お隣の東京ドームチケットが完売らしい。急きょ緊急増席するらしいけど、アッという間にフルになるだろうな。問題はそこじゃねえ。そんな東京ドーム大会に絶対出たいのに、俺もモロニーもカードが決まってねえんだよ」と熱く吠えると、「だから、今のチャンピオンがK.O.Bだろうが、誰であろうが、俺たち来た来たブラザーズが優勝しようじゃねえか」とタッグリーグ優勝からIWGPタッグ王座奪取につなげる青写真を描いてみせた。

 しかし、パートナーのモロニーは表情を歪める。どうやらタッグチーム名が気に入らないらしい。鷹木は「水差すなよ、一応先輩だぞ」と言い放つが、モロニーは日本語で「スイマセン、スイマセン。ナマエハキタキタブラザーズハチョットショッパイヨ」と苦言を呈し、BC WAR DOGSとRAMPAGE DRAGONを合体させた「WAR DRAGONS」というタッグ名を提案した。

 鷹木は執ように「来た来たブラザーズ」を推そうとしたものの、ブーイングが巻き起こると、最終的に観客の拍手による投票で決めることに。当然、「WAR DRAGONS」が上回り、ようやくタッグ名が正式決定。鷹木は「今日からはWAR DRAGONSだ! 俺たちWAR DRAGONSがタッグリーグのテッペンを目指して、このタッグリーグ熱く熱く熱く盛り上げていくぞ!」と絶叫して、開幕戦を締めくくった。

 最高の形でスタートを切ったWAR DRAGONS。最後に決めた合体MADE IN JAPANの名前もWAR DRAGONに決定した。次戦となる11・24町田大会ではエル・デスペラード&石川修司組と対戦する。一方、敗れた辻&ゲイブはHOUSE OF TORTUREのEVIL&ドン・ファレとの対決が控える。

【試合後の鷹木&モロニー】

▼鷹木「(※英語で)拍手拍手!皆、拍手! (※日本語で)俺たち“キタキタブラザーズ"が……(※モロニーが苦い顔をすると)あっ、アイムソーリー。チェンジ、WAR……」

▼2人「DRAGONS!」

▼鷹木「大丈夫か!? 中日ドラゴンズと間違えないか? ……たいしてウケてねえなコノヤロー。じゃあ、いいじゃん、WAR DRAGONSねえ。(※英語で)後楽園に来てた観客は大きな拍手してた」

▼モロニー「そうだった(※日本語で)コーラクエン、オキャクサン。WAR DRAGONSダイスキ」

▼鷹木「だからね(※英語で)このリーグは俺たちWAR DRAGONSが獲って、東京ドームでタッグ王座獲るぞ」

▼モロニー「ああ、俺たちなら出来る。俺たちはいいライバルでもありいいパートナーで、いい“ブラザー"だ。でも“キタキタブラザーズ"じゃない(苦笑) WAR DRAGONSだ」

▼鷹木「(※英語で)俺たちはブラザーだ。(※日本語に戻り)“モロ兄さん"でいいかな? モロニーと兄さんくっつけて、“モロ兄さん"」

▼モロニー「“モロ兄さん"」

▼鷹木「(※英語で)兄さんは日本語でブラザーって意味だ」

▼モロニー「ニー(膝)さん」

▼鷹木「(※違うという素振りをして、英語で)あ〜違う。(※日本語で)兄さんはね……」

▼モロニー「(※日本語で)兄弟」

▼鷹木「そう、兄弟。(※英語で)年上の兄弟のことだ。(※日本語で)今、何歳?」

▼モロニー「28歳」

▼鷹木「28歳!? 俺43歳だけど」

▼モロニー「ルックス同じ! 28歳!」

▼鷹木「いいじゃんね! (※英語で)知ってるか? 明日は俺の誕生日だ」

▼モロニー「そうだった! 誕生日は何をして欲しい? 飲みに行く? 焼肉? ジム?」

▼鷹木「(※英語で)ジムは行かねーよ(笑) 焼肉お願い」

▼モロニー「(※日本語で)はい、行きましょう!」

▼鷹木「やるしかないな。いいじゃないの、やるしかないな俺たち。お隣の東京ドームでタイトルマッチやるしかないじゃないか。WAR DRAGONSvs……まあ今のところKnock Out Brothersかな? (※英語で)全く問題ねえよな!」

▼モロニー「問題ない」

【辻の話】「(※しゃがれた声で)いやぁ……パンピング(・ボンバー)効いたよ。本間さんみたいになっちまったじゃないか……。俺とゲイブで、今、新日本を走るツートップでノンタイトルのチームに勝たなかった。まあ、タッグチームというのはそういうもんなんだよな。強い2人を並べても勝てるもんじゃない。わかってるさ」

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