（画像は『夫が寝たあとに』より）タレントの藤本美貴さんと、お笑いタレントの横澤夏子さんがMCを務める人気番組『夫が寝たあとに』（テレビ朝日系・ABEMA）。
18日放送回では、モデルでタレントの紗栄子さんが語った言葉に、横澤さんが感動の涙を流す一幕がありました。
■“シンママ”になり「物理的に…」
（@ABEMA）モデル・タレント・栃木県大田原市で観光牧場を経営…と、多岐に渡り活躍している紗栄子さんは、現在17歳の長男と15歳の次男の2人のママでもあります。
2012年に離婚してから、シングルマザーとして2人を育ててきましたが、シングルマザーとして大変だったことを聞かれた紗栄子さんは「物理的に、協力者がひとり減ったこと」と回答。
藤本さんが「大人がひとりいなくなるってデカいよね」と共感すると、1人を病院に連れていかなくてはいけないときなど、緊急事態に1人で対応しなくてはいけないときに大変さを痛感したようです。
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■1人のほうが楽な場面も一方で「意思決定とかは、比較的1人のほうが楽なときもある」と言う紗栄子さんは、「普段は何もしないのに、進路のことになるとパパがトンチンカンな口出ししてくる」とボヤくママ友が多いと笑いながら暴露する一幕も。
そんな紗栄子さんが、シングルマザーのママたちに伝えたい言葉を聞かれると「今の不自由を存分に楽しんで！」とメッセージを送りました。
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■ママになって、傷ついた言葉この言葉に、横澤さんは「『不自由だけど』っていう言葉がすごい沁みた」「今の不自由を楽しむって、素敵な言葉だなと思って…」「一生懸命頑張ってこられたんだなって…」と感動で号泣。
横澤さんの涙を優しく見つめながら「子育ての大変さって、フェーズで違うじゃないですか」と切り出した紗栄子さん。「赤ちゃんが出来てヒールを履いていたら、人からすごく『お母さんなのに』って言われる。この言葉で傷つくことが多かった」といい、「これがずっと続くんだ…と思ってた」と当時を回顧。「でも、今は楽しめてるし、終わるんですよね」と伝えると、横澤さんは「沁みますぅ～」と再度、涙を流しました。
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■「母親像」の苦しみ紗栄子さんが語った「お母さんなのにヒールを履いていたら…」と傷ついた言葉は、すべての母親が一度は直面する「母親像」の押し付けです。社会が求める理想の「母親の役割」と、キャリアやファッションを求める「個人としての役割」がぶつかり、多くの女性が“役割”の葛藤に苦しんでいます。
そんななかで紗栄子さんが伝えたメッセージは、この葛藤のなかにいるすべての母親にとって、今を生きる勇気を与えたのではないでしょうか。
■冬野とまと
千葉で生まれ、千葉で育ったアラフォーの編集＆ライター。高校在学中にアメリカへ短期留学したことをキッカケに、卒業後はニューヨークの大学に入るも中退。
10年以上の放送作家の後ウェブの世界へ。多くのインタビュー経験を経てエンタメや社会問題の記事を書く日々。ときに、資格を持っている行動心理カウンセラーとして人の言動を研究することも。
（文／Sirabee 編集部・冬野 とまと）