ミニドライバー選びのポイント②ロフト角
抜けのよさはディープフェース、球の上がりやすさはシャロー形状

ミニドライバーを選ぶときの重要なポイントが、直ドラを「するのか」「しないのか」。つまり、ティーショット以外で使うことを前提にしているのか、です。そもそも、ミニドライバーは米ツアーの選手たちが600ヤードを超えるバー5で、直ドラをしたいというリクエストから生まれたクラブ。
だから、テーラーメイドやタイトリストはややディープフェースになっていて、抜けのよいソール形状になっています。一方「エリートミニ」(上の写真左)は、アマチュアをターゲットにしたシャロー形状。低重心設計なので打球は高く上がりやすくなっていますが、フェアウェイから打ったときの抜けを重視したソールではありません。
もし、直ドラするならディープ形状で、ロフトは13度以上がオススメ。ティーアップしたとき専用で使うなら、シャロー形状の11.5度でも打球は高く上がるでしょう。
次の投稿から各社の新作を試打インプレッションするので、そちらも参考に合うミニドライバーを選んでください。


「米ツアーでミニドラを使っているトミー・フリートウッドは、セカンドショットでも多用しています」

キャロウェイ エリートミニ
進化したAIフェースで下側ヒットにも強い

ヘッド体積340cc/クラブ長43.5インチ
SPEC●ロフト角/11.5、13.5度●ライ角/57度●シャフト(フレックス)/TENSEI GREEN 60forCallaway(SR、S)など●重さ/328g(フレックスS)●価格/8万8000円
ティーショットでの方向性やタテ距離のズレに悩んでいる人にとっては、お助け系のクラブとなるミニドライバー。エリートシリーズのドライバーに採用されているAIフェースをミニドライバーに搭載しているので、オフセンターヒットに対する寛容性が高い。下側でヒットしたときでも打球が高く上がってくれますし、ヒールヒットでもストレートに近い、曲がり幅が少ない弾道になります。
ボールのつかまりもよくて、弾道が高いのでアベレージゴルファーやシニアゴルファーでも十分に使いこなせます。
