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ミニドライバーはどう選ぶ?専門家が最新モデル6選を試打解説

テーラーメイド バーナーミニドライバーカッパー
レトロな雰囲気に最先端のテクノロジー

ミニドライバーはどう選ぶ?専門家が最新モデル6選を試打解説
高い反発性能を誇るZATECH素材をフェースに採用。前方こ13gと後方の5gのウェイトを入れ替えて重心位置を調整できる
ヘッド体積304cc/クラブ長43.5インチ
SPEC●ロフト角/11.5、13.5度●ライ角/57度●シャフト(フレックス)/USTマミヤPROFORCE 65 M40X JP SPEC(SR、S)●重さ/約331g(フレックスS)●価格/7万1500円

はじめて購入する人に、最初に打ってほしいミニドライバーがコレ。すべてのミニドライバーの中間的なサイズ、つかまり、重さ、弾道になっているので、ミニドライバー選びの指標になると思います。レトロな雰囲気のデザインですが、ツイストフェースや貫通型スピードポケットという最先端のハイテクノロジーを搭載しています。

マルチマテリアル設計にもなっているので、見た目以上に慣性モーメントは高い。特徴的なKソールデザインになっているので、地面からのショットも打ちやすいヘッドです。

PXG シークレットウェポン
クセがなく1球目からナイスショット!

ミニドライバーはどう選ぶ?専門家が最新モデル6選を試打解説
同社の3番ウッドと比較したときにボールスピードが1.3m/秒伸びて、スピン量が300回転も減少する結果になった
ヘッド体積300cc/クラブ長43.75インチ
SPEC●ロフト角/13度●ライ角/58度●シャフト(フレックス)/ディアマナV3 PXG 60(S)など●重さ/210g(ヘッド単体)●価格/7万7000円

とてもいい意味で、クセのないミニドライバーです。純正シャフトとヘッドのバランスがいいので1球目からナイスショットが打てました。幅広いゴルファーにとって打ちやすいクラブになっています。ヘッド体積は300ccに抑えられていますが、かなり重心が低くて見た目以上に慣性モーメントが大きいのでミスヒットにも強い。

やさしいだけではなく、ボール初速も速い。ロフトが13度なのでセカンドショットでも使えますし、ティーアップしたときでも構えやすくて安心感のある形状になっています。

ヤマハ インプレスドライブスターステディバージョン
長さがミニ!1Wが苦手な人にオススメ

ミニドライバーはどう選ぶ?専門家が最新モデル6選を試打解説
重さが280g台になっているので、ヘッドスピード40m/秒未満のゴルファーが振りやすい
ヘッド体積460cc/クラブ長43.5インチ
SPEC●ロフト角/11.5、12.5度●ライ角/61度●シャフト(フレックス)/スピーダーNX for ヤマハTM-425D(R、SR、S)など●重さ/287g(フレックスS)●価格/9万7900円~

「長さが「ミニ」の短尺ドライバーですが、43.5インチになると、460ccのヘッド体積は通常のフルサイズヘッドのドライバーと比較しても安心感が大幅にアップします。そのヘッド体積によって、ほかのミニドライバーよりも慣性モーメントははるかに大きい。

オフセンターヒットしたときの安定感は抜群です。ただし、43.5インチで460ccは、ヘッドスピードを上げにくくなるため飛距離性能はそこまで高くありません。飛ばしたいという人ではなく、ドライバーが苦手なゴルファーにオススメのクラブですね。

コンポジットテクノ FIRE EXPRESS SコンセプトMD
ミニドライバー専用シャフトも誕生!

ミニドライバーはどう選ぶ?専門家が最新モデル6選を試打解説
ヘッド体積が小さくて重心距離が短いヘッドを想定し、中弾道でコントロール性を高めるシャフトを“ミニドライバー用として開発した
SPEC●フレックス/R、SR、S、SX●価格/4万6200円※9月末発売予定

コンポジットテクノから発売される「SコンセプトMD」は、史上初の“ミニドライバー専用設計”のカスタムシャフト。ドライバー用のシャフトを短くしたり、フェアウェイウッド用のシャフトを挿すのではなく、最初から43.5インチ前後の長さで組むことを前提に開発。切り返しの挙動が安定し、インパクトでフェースをスクエアに戻しやすい。

最大の特徴はフレックスによって個性が違うこと。SとSXはアスリート仕様のしなりを抑えた設計で、RとSRは適度にしなることによって高さを出しやすくなっています。

ミニドライバーの試打はココに注意!
計測だとボールスピードは速いでも、コースでのキャリーは・・・・・・

ミニドライバーはどう選ぶ?専門家が最新モデル6選を試打解説

最近はクラブを購入する前に試打をして弾道データを調べる人が多いと思いますが、ミニドライバーの弾道データは、コースでのショットよりも数値がよくなる傾向が強いです。計測上では標準のドライバーより飛距離が出るケースもあります。

なぜミニドライバーは計測結果がよいのか?その理由はヘッド重量が重いことによってボールスピードが上がる。さらに、重心が浅いのでインパクトロフトが適正になりやすい。クラブが短いので芯に当たりやすくミート率もよくなりやすいのです。

でも、実際にコースで打つと43.5インチのミニドライバが45.5インチのドライバーほどのキャリーが大きく出ることはほとんどありません。計測して購入する際は、それを踏まえて選ぶことも大切ですね。

ミニドライバーはどう選ぶ?専門家が最新モデル6選を試打解説
「私も270ヤード以上飛ぶデータが出ましたが、実際のコースではミニドライバーでこの飛距離は出ません」

いかがでしたか? 気になるミニドライバーはありましたか?

ミニドライバーはどう選ぶ?専門家が最新モデル6選を試打解説

試打•解説=鹿又芳典
●かのまた・よしのり/多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートだけでなく、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。

構成=野中真一
写真=田中宏幸
協力=ジャパンゴルフスクール

配信元: ワッグルONLINE

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