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FC越後妻有、アート×サッカー×農業で新たなスポーツの形を目指す

FC越後妻有、アート×サッカー×農業で新たなスポーツの形を目指す

FC越後妻有の存在意義を忘れず、地域と共に歩み続ける

もちろん、サッカーチームとしての躍進も止まらない。
「チームとして足りないものはまだまだありますが、なでしこリーグ参入という目標も、少しずつ現実味を帯びてきたところです。地元の皆さんには『遠くに行ってしまうようで寂しい』なんて言っていただきますが、僕らはおそらくほかのどのチームよりも『地域の皆さんと同じ船に乗っている』という意識が強い。地域との繋がりや、FC越後妻有の存在意義、根底にあるものは決して変わりません。もっともっと強くなって、この地域にいる子どもたちにも、サッカーを頑張ろうと思ってもらえれるような存在になれればうれしいですね」(元井監督)

十日町市の棚田の中で最も人気があるスポット『星峠の棚田』

越後妻有地域への想いを、山下選手はこう語る。「十日町を代表する棚田と言われている『星峠の棚田』を初めて見たとき、この美しい場所を守っていかなければ、と直感的に思ったんです。越後妻有で自然に囲まれながら地元の人と関わって、価値観も変わったし、何よりも人生が豊かになったと感じています。私たちがこの場所で生活しながら、サッカーをする姿を見せることで、若者からの関心も高まって、一緒に農業してくれる人がもっと増えてほしいと願っています」

雪深い冬を越え、春には田植えをし、夏は祭りやアートでにぎわい、秋には黄金色の棚田が広がる。そんな暮らしの中でサッカーに打ち込むFC越後妻有の選手たちの姿は、地域の日常にすっかり溶け込んでいる。今後も人と人とのつながりを何よりの力にしながら、地域とチームが一緒になって未来を描く、新しいスポーツの形を体現していくだろう。

text by Miu Tanaka(Parasapo Lab)
写真提供:FC越後妻有

配信元: パラサポWEB

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