“仕事できない”のレッテルは本当か?
「INFPは仕事ができない」といった検索ワードを見ると、胸が痛くなりますよね。でも、それは単に“評価されづらい働き方”をしているだけで、本当に能力が低いわけではありません。
INFPは、目立つ成果よりも“誰かの役に立ちたい”という気持ちを大切にします。
そのため、裏方や縁の下で誰かを支えるような役割に自然と回ることが多く、結果的に「何をしているのか分からない」と見られてしまうことも。
また、正義感や価値観に強くこだわるため、自分が納得できない業務には力が入らなかったり、向いていない環境ではパフォーマンスを発揮しにくい傾向もあります。
しかし一度ハマると驚くほど集中し、深い洞察力と共感性で「この人じゃないとできない仕事」をすることができます。
ただの「できる・できない」で測れるようなタイプではないのです。
社会の定規に自分を当てはめて苦しくなるより、自分に合った舞台を見つけることが何よりも大切です。
MBTIは誰かを決めつけるためのツールじゃない
INFPに限らず、MBTIは性格をラベリングして断定するものではありません。公式でも明記されている通り、MBTIは「より良い自己理解と他者理解のための指標」であって、能力や価値を測るものではないのです。
にもかかわらず、「INFP=不思議ちゃん」「INFP=仕事できない」などの極端な解釈がSNSなどで独り歩きしている現状があります。
たとえば、協調性が高く内向的な性質が「おとなしい」「意見がない」と誤解されたり、理想主義的な思考が「空気を読まない」「変わってる」といった形で揶揄されてしまうこともあります。
でもそれは、あくまで一部の見方でしかありません。
MBTIは“こうあるべき”を押し付けるものではなく、“どうすればその人らしく生きられるか”を探るヒントです。
表面的なイメージだけで語られてしまうのは、本来の意義とはかけ離れたものだということを、今一度思い出してほしいのです。

