Photo:Sirabee編集部元横浜大洋ホエールズ選手の高木豊氏が11月20日、自身のYouTubeチャンネルを更新。横浜DeNAベイスターズを自由契約になったタイラー・オースティンの移籍先を予想した。
■オースティンの去就は?動画では高木氏が今季自由契約となった外国人選手の去就を予想。話題は昨年のセントラルリーグ首位打者、タイラー・オースティンに。
以前の公開の動画でも、故障がちのオースティンに厳しい言葉を投げかけていた高木氏は「4年いたら2年間しか働かない、場合によっては1年しか働かないみたいな感じだから、単年で契約するんだったらしていいと思う」と持論を展開した。
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■休みグセに呆れさらに高木氏は「もうね、痛い痛い病が多すぎるよ。こういう選手は計算が立たない。技術的にはすごいもの持ってるけど、安定感がなくなってくるよね。首位打者を取って、ホームランを20本打てる選手はなかなかいないから魅力は感じるけど、半分しか働かないやつも、なかなかいない」と手厳しい。
また、番組アシスタント・森藤恵美から「DHのあるパ・リーグのほうが良いですか」と質問されると、「DHがあったところで休むから関係ないけど、DHがあったほうが出る可能性はある」とコメントした。
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■ソフトバンク入りはある?話を聞いた森藤はソフトバンクが外国人野手が今季ほとんど活躍してないことから、獲得の可能性を指摘する。
これには「ソフトバンクは別にいりゃいたでいいけど、なくても誰かでカバーできる資金があるから。1年4億だったら取りなさいみたいに言ってくれる可能性もある」とコメント。
一方で「近藤健介や山川穂高など、故障がちなベテラン選手をDHに入れたい」とも話す。その後、埼玉西武ライオンズ入団の可能性ついても語った。
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■「単年でオプションつけるのがいい」オースティンの「休みグセ」に憤っている様子の高木氏は「NPB球団への移籍はありうる」とするも、2年契約は危険。1年間休む確率が高い」と分析。
「勝手に言ってるけどな。失礼な話を」と断りを入れつつも、「結果的にそうなるからね。単年でオプションをつけるような感じにしたほうがいい」と提言していた。
DeNAに2020年から6年在籍したオースティン。打撃の実力は高く、2021年には打率3割3厘、28本塁打、74打点と優秀な成績を残した。
同年オフに3年契約を結ぶと、2022~23年は怪我のため出場試合数は40試合以下に。契約最終年度は働いて、2024年は首位打者を獲得したが、今年はまた怪我で65試合の出場に留まり、自由契約となった。
オースティンの欠場はハッスルプレーによる怪我が要因だが、複数年契約最終年度には結果を出しただけに「わざとなのではないか」という意見も存在する。
長打力を強化したい読売ジャイアンツやソフトバンクが獲得する可能性はあるが、「休みグセ」がネック。このままアメリカ球界に復帰する可能性のほうが、高いのかもしれない。
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【今回の動画】高木氏がオースティンの去就を予想■執筆者プロフィール佐藤俊治。Sirabeeには2015年11月から参画し、月40本程度プロ野球関連記事を執筆中。YouTubeで発信する野球評論家ウォッチャーでもある。野球は高校からメジャーまで年間50か所以上で現地観戦。プロ野球の贔屓チームはなく、どこのチームのファンでもない。「あの選手、あそこに行ったんだ」という目線で見守っている。
(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)