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角田裕毅、フェルスタッペン上回る3番手の好発進。ルクレールがトップタイム|F1ラスベガスGP FP1

角田裕毅、フェルスタッペン上回る3番手の好発進。ルクレールがトップタイム|F1ラスベガスGP FP1

F1第22戦ラスベガスGPのフリー走行1回目は、フェラーリのシャルル・ルクレールがトップ。レッドブルの角田裕毅は3番手となった。

 F1の2025年シーズンもいよいよ締めくくり。3連戦で終幕まで駆け抜けることになる。その初戦であるラスベガスGPは、高級ホテルやカジノなどが連なるラスベガスの”ストリップ”をF1マシンが全開で駆け抜けるナイトレースとなる。

 現地時間16時30分からフリー走行1回目がスタート。まだ日も沈みきっておらず、気温14度、路面温度18度というコンディションの中、各車続々とコースイン。大半がミディアムタイヤを履いた。

 砂漠地帯のストリートコースということで路面はかなり汚れており、無線でグリップの低さを訴えるドライバーも。マシンが通過するたびに土埃が舞った。ただ走行を重ねるごとに路面コンディションも良くなっているのか、タイムシートは次々に塗り替わっていった。

 時折コースオフするマシンもある中、ピットに戻ることなく精力的に各車が走り込み。ポイントリーダーのランド・ノリス(マクラーレン)は、壁と接触してしまったと訴えピットに戻ったものの、幸い大きな問題はなかったようで、すぐに走行を再開した。

 セッション開始から25分が経過すると、徐々にピットに戻る台数が増えていく。そんな中、レッドブルの角田は15周目のミディアムタイヤでタイムを更新。タイムシートのトップにいるチームメイトのマックス・フェルスタッペンと0.314秒差の4番手につけた。

 セッションが折り返す頃には、フェラーリ勢が新品ソフトタイヤでコースイン。これを皮切りにソフトタイヤを履くマシンが増えていった。

 ルイス・ハミルトン(フェラーリ)がミディアムタイヤでのタイムから0.6秒ほど更新し、1分35秒561でトップに躍り出ると、チームメイトのルクレールはそれをさらに上回る1分35秒281をマークした。

 その暫定トップタイムを更新したのはフェルスタッペン。1分35秒109を記録するが、それをさらに上回ったのが角田。セクター3で全体ベストを記録し、1分35秒071をマークした。

 だがルクレールも負けじと9周目のソフトタイヤで1分34秒802までタイム更新。1年前のFP1トップタイムを0.2秒上回った。

 マクラーレン勢はライバルたちより遅めにソフトタイヤを投入したものの、ノリスは何度かコースオフがあり6番手。オスカー・ピアストリは7番手に留まった。

 結局、ルクレールのタイムを超える者はおらず、セッションは終了。フェラーリはハミルトンこそ11番手に留まったものの、好調な滑り出しを見せたと言えそうだ。

 2番手に食い込んだのはウイリアムズのアレクサンダー・アルボン。終盤のアタックで角田を上回ってみせた。カルロス・サインツJr.も5番手となっており、こちらも好発進を見せたと言える。

 角田は最終的に3番手。フェルスタッペンを上回ったのは、来季の生き残りを目指すアピールという意味でも大きいだろう。フェルスタッペンはセッション終盤、再びミディアムタイヤを履き、周回を重ねた。

 昨年のラスベガスで大苦戦したマクラーレン勢はトップ5に食い込めずノリス6番手、ピアストリ8番手。メルセデス勢が9、10番手となっている。

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