【奈良】木のぬくもりを感じる「奈良おもちゃ美術館」
2025年3月、地域の自然や文化を感じながら“遊び”を通じて人と人がつながる体験型施設「奈良おもちゃ美術館」が、関西で初めて、奈良県三郷町に登場しました!
ライブラリーカフェ「MOKUMOKU Cafe」
館内1階には、1,000冊以上の本が自由に読めるライブラリーカフェ「MOKUMOKU Cafe」がオープン。奈良の人気ブランド「ロクメイコーヒー」が監修したオリジナルブレンドのコーヒーとともに、ゆったりと読書時間が楽しめます。
ここではこども向けの絵本が数多くそろうだけでなく、キッズ用の食器として、人気の絵本に登場するキャラクターのコップもスタンバイ。さらに本に興味を持つきっかけになってくれるかもしれませんね。
「おもちゃのもり」
2階は「おもちゃ美術館」のメインスペースです。立ち並ぶ吉野杉をはじめとした、さまざまな種類の木々が印象的な「おもちゃのもり」をスタートに、木製おもちゃで収穫体験遊びができる「ごっこファーム」、平城京をモチーフにした「おもちゃの平城京」、2歳以下のこどもを対象にした「赤ちゃん木育ひろば」といった多彩なエリアが広がります。
無数にある木のおもちゃで遊ぶ体験は、自然の豊かさや木のぬくもりを感じるきっかけになり、さまざまな感性を育ててくれるはず。スライドでは、各フロアについてさらに詳しくご紹介します。
「おもちゃのもり」の一角にある印象的な高台は、三郷町に広がる「信貴山」をイメージ。1.5万個もの卵形の木を敷き詰めている場所は「大和川」をモチーフにしています。
大和野菜や果物をモチーフにした木製おもちゃなど、100点以上が並ぶ「ごっこファーム」。写真のおもちゃでは、きのこの収穫が体験できます。
大きな朱雀門を越えると、ミニサイズの朱雀大路が広がる「おもちゃの平城京」です。通り沿いには、五重塔でのドミノ倒しやごっこ遊びができる屋台スペースが配置されています。
「おもちゃのひろば」では、奈良県吉野町の檜材でつくったつみき2,000ピースで楽しめるステージがあります。また、毎日午前と午後の2回、迫力満点の「つみきショー」が開催されています。
0〜2歳児を対象にした「赤ちゃん木育ひろば」。おむつ替え・授乳室なども各階に完備されているので、小さなこども連れでも安心して遊ぶことができます。
「鹿のドールハウス」は、奈良らしいキュートなおもちゃです。木でつくられた鹿の人形は一つひとつ色や表情が異なるため、お気に入りの鹿を見つけるのもお楽しみ。
「いんくるパーク」植栽ゾーン
「奈良おもちゃ美術館」のすぐ隣に“多様な⼈々が集う交流の場”をコンセプトにしたプレイガーデン「いんくるパーク」が誕生しました。「いんくるパーク」には、敷地⾯積約700平方メートルの芝⽣で覆われた斜⾯に冒険ができる「遊具ゾーン」と、四季折々に咲く約20種のハーブや草花などを楽しむ「植栽ゾーン」があります。
「いんくるパーク」遊具ゾーン
遊具ゾーンには、朴葉の形をかたどった「リーフクライマー」や、天然木でつくった「森のはしご」、直径50cmのボールをたどって斜面を上る「ボールロープ」、「すべり台」の4種の遊具が設置されました。館内はもちろん、屋外でも遊べるスポットが増えて、さらに人気アップは間違いなしです!
隣接するビュッフェレストランもうれしい
「いんくるれすとらん」店内
「奈良おもちゃ美術館」の周辺には、ビュッフェレストラン「いんくるれすとらん」もあります。素材にこだわったビュッフェが楽しめるランチが人気です。
「いんくるれすとらん」ビュッフェイメージ
このレストランを手掛ける(社福)檸檬会は保育施設も運営しており、こどもたちが食べる給食の献立を管理栄養士が監修してつくっています。「いんくるれすとらん」では、そのレシピをそのままビュッフェメニューとして提供しているので、こどもも大人も安心していただけます。
奈良おもちゃ美術館
奈良県生駒郡三郷町立野北3-12-7
開館時間:10:00~16:00 ※「MOKUMOKU Cafe」など併設施設は時間が異なる
休館日:木曜
入館料:大人(中学生以上)1,300円、子ども(6か月〜小学生)1,000円 ※三郷町民は割引あり
いんくるれすとらん
奈良県生駒郡三郷町立野北3-12-2
営業時間:11:00~16:00(平日120分制/土・日・祝90分制、L.O.15:00)
定休日:木曜
【兵庫】不思議が楽しい! 「バンドー神戸青少年科学館」
展示室「物理|化学」
“ふれる・つくる・つながる 社会とともにつくり、未来(あす)へ広がる科学館”をコンセプトに、体験・体感しながら科学や宇宙の不思議に触れることができる「バンドー神戸青少年科学館」。2025年3月に展示室「物理|化学」と「サイエンスパーク」がリニューアルオープンしたほか、AIやロボットといった最新技術、宇宙と地球など、さまざまなテーマについて遊びながら学べる体験展示が充実しています。
ドームシアター(プラネタリウム)
こども向けの番組や、赤ちゃんも一緒に観覧できるイベントを開催する「ドームシアター(プラネタリウム)」も、人気のコンテンツ。2022年のリニューアルで最新の投影機が導入されたほか、公共のプラネタリウムでは日本初導入となるソファ型リラックスシートを新設。星空や宇宙への興味がアップしたら、天体観測室で巨大な天体望遠鏡をのぞいてみましょう!
リニューアルした新展示をピックアップ!
展示室「物理|化学」
科学の基本が詰まった「物理|化学」では、“モノの動き(モーション)”、“動かす仕組み(メカニズム)”、“チカラのみなもと(エネルギー)”の3つをテーマにした展示でこどもたちの知的好奇心をくすぐります。
投げ入れたボールの動きを観察したり、遠心力を体感したり、位置エネルギーと運動エネルギーを視覚的に学べたり、巨大な装置を使って試行錯誤してみましょう!
展示室「サイエンスパーク」
身体を動かしながら楽しめる「サイエンスパーク」は、まさに科学のプレイグラウンド。すべり台やボルダリングをそろえた親子で安心して過ごせるキッズコーナーのほか、時間や音、重さといった自分の感覚の正確さを試す「感覚サーキット」、目の前で科学の不思議が体験できる「サイエンスショー」、強風を体感できる「ウィンドルーム」など、こどもも大人も夢中になってしまいそう。
夏休み期間中は特別展を開催
毎年夏休み限定で開催される「夏の特別展」。2025年は日本全国のこどもたちから愛されるロングセラー図鑑『小学館の図鑑 NEO+ぷらす[新版]くらべる図鑑』の世界を、実物大サイズのパネルや模型で再現します。まるで図鑑から飛び出してきたかのような迫力満点の展示をお楽しみに!
夏の特別展
2025年7月12日(土)~8月31日(日)
バンドー神戸青少年科学館
兵庫県神戸市中央区港島中町7-7-6
078-302-5177
開館時間:【月~木】9:30~16:30 【金・土・日・祝、春・夏休み】9:30~19:00(各最終入館は閉館の30分前)
休館日:水曜(祝日の場合は翌日休)、館内整理日、年末年始 ※春・夏休みは無休
料金:【展示室/当日再入館可能】大人(18歳以上)600円、小人(小学・中学・高校生)300円 【ドームシアター/投影1回】大人(18歳以上)400円、小人(小学・中学・高校生)200円 ※幼児以下は無料
※この記事は2025年6月3日(火)に配信し、2025年11月21日(金)に再編集しています。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。
写真/NOAH DOLPHIN DOME、奈良おもちゃ美術館、バンドー神戸青少年科学館、クニトモタカシ 文/小林梢

