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大阪市内から1時間で“あったか里山”へ。豊能・能勢で食も温泉も満喫旅

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【薪パン 日々】完売必至の薪窯ベーカリー

野間の大けやき

能勢町随一の名所であり、国の天然記念物にも指定されている「野間の大けやき」のすぐそばには、遠方からも多くの人が訪れるベーカリー「薪パン 日々」があります。

出迎えてくれたのは、自然豊かな田舎で子育てがしたいと、奥さまの地元に戻ってきたというご夫婦。地元の小麦や食材を生かし、手づくりの薪窯でこだわりのパンをつくっています。

店主と仲間たちによる手づくりの薪窯。薪には近隣の間伐材を使用。

もともとパン職人として腕を振るっていた店主は、以前食べた薪窯で焼いたパンの味が忘れられず、能勢町での開業を機に薪窯に挑戦。毎朝3時間かけて薪を焚き続け、最高温度はなんと400度にもなるそう。そこからゆるやかに下がる温度に合わせて、カンパーニュやバゲット、食パンなどを焼き上げます。

火入れは一日に一度しか行えないため、窯の熱さをダイレクトに感じる厨房内ではスピーディに焼成が繰り返されます。つまり、すべてのパンが売り切れ次第終了。11時のオープン前から行列ができるのも納得です。

「天然酵母の食パン」450円、「渋皮栗のカンパーニュ」720円、「能勢産無農薬小麦のくるみパン」680円

自家製の小麦酵母とぶどう種酵母の2種の天然酵母を使い、毎日20種ほどのパンが店頭に並びます。季節ごとに変わるメニューもあり、写真の「渋皮栗のカンパーニュ」は、自家栽培の栗がなくなり次第「いちじくとくるみとデーツのカンパーニュ」(560円)に切り替わるそう。どのパンも香ばしい香りと、力強い小麦の味わいが魅力の一品ぞろいです。

ほかにも「パルミジャーノブレッド」や「バゲット」「ガーリックフランス」「クロックムッシュ」、能勢のベーコンを使った「無添加ベーコンのエピ」など、シンプルでこだわりの詰まったパンが充実しています。

取材に訪れたこの日、すべてのパンが完売となったのは14時。駐車スペース横のウッドベンチで、徒歩3分の「野間の大けやき」前にあるテラスで、お好きな場所でブランチの時間を過ごしてください。

薪パン 日々(まきパン ひび)

大阪府豊能郡能勢町野間稲地105
072-703-1714
営業時間:11:00~16:00 ※なくなり次第閉店
定休日:月・火・水曜 ※臨時休業あり

【JOZU+】発酵食と家具、雑貨がそろう注目施設

もともと東大阪にあった木工所「上手工作所」が緑豊かな広い場所を求めて移転。最初は社員食堂をつくる目的からスタートしたという「JOZU+(ジョウズプラス)」は、発酵食とオリジナル家具などを取り扱う複合施設です。

その発祥だけではなく、施設内を回遊しながらめぐる楽しみ方もユニーク。実際に訪れた気分で、気になるショップを見て回ってみましょう。

発酵料理 孚 「旬の野菜の発酵御膳(魚)」2,500円/魚の主菜(鯖の木の子たっぷりお出汁餡かけ)、副菜2種、甘糀ドリンク、甘味、季節のお味噌汁、ごはんのおとも、自家製漬物、釜炊きの炊き立てごはん

施設の1階には、数々の発酵料理を使った和食ランチが味わえる「孚(ふぅ)」がお待ちかね。おすすめの「発酵御膳」は季節替わりのメインを肉料理・魚料理から選べるほか、副菜やお味噌汁などにはそのときの旬の食材を使った一品が勢ぞろい。釜炊きのごはんは、席で釜からお茶碗によそってくれる心遣いもうれしいポイントです。

巨大な一枚板のオブジェが印象的な店内は、野趣あふれるお庭と裏山に面しています。11月には庭のモミジと山のイチョウが鮮やかに色づき、料理を待つ時間も目を楽しませてくれるはず。

秋のメニューは11月末まで。その後の冬メニューもお楽しみに!

発酵と暮らしのものSelect Market

1階をさらに進むと、作家ものの雑貨やアンティーク食器、「上手工作所」が手掛けるオリジナル雑貨などがならぶ「Select Market(セレクトマーケット)」が広がります。一つひとつのアイテムを眺めているだけでも、わくわくが止まりません!

旅のおみやげを購入したり、思い出の品を手に入れたりするのはもちろん、「孚」に並ぶ待ち時間にも、ふらりと足を運んでみてください。

家具・無垢天板 MiTSUKeRUN

さらに1階奥にあるのが倉庫スペース。「家具・無垢天板 MiTSUKeRUN(ミツケルン)」では、おうちに飾りたいさまざまな家具が並びます。定期的にレイアウトが変わるため、訪れるたびに新たな刺激をくれそうです。

「MiTSUKeRUN」すぐ横の階段を上ると、そこは多彩な木の天板が並ぶギャラリースペース。木の種類、仕上げ、大きさによって印象をがらりと変える天板の数々は迫力満点です。天板が連なる道の向こうには、カフェ「閑日(かんじつ)」がのぞいています。

発酵カフェ&ダイニング 閑日

2階のカフェ「閑日」では、太陽光が差し込む明るい広々とした空間から、まるで東屋のような木造りが美しい小上がりまで、好きな場所を選んで滞在を。ここでは「スキレットランチセット」や「ピザランチセット」といった洋食ランチがいただけるほか、季節のスイーツとともにのんびりと過ごすことができます。

(左)「奈良県五條産なだれ柿の米粉タルト」880円、(右)「季節のフルーツティー(HOT/ICE)680円

季節の米粉タルトは、秋が旬の柿を使用。シンプルでベーシックな味わいのタルト生地に甘さ控えめの生クリームを盛り付け、さらに甘い柿をこぼれるほどトッピングしています。

老舗の紅茶専門店「musica tea(ムジカティー)」の紅茶を使ったフルーツティーも、時季によってレモンやカボスなど合わせる食材が変わります。訪れた日は、自家製のみかんとライムのシロップをプラス。まるでフレッシュな果実を味わっているような、芳醇なフレーバーを楽しんで。

スライドでは、そのほかの注目スポットもご紹介します。

  • まるで大人のおもちゃ箱のようなエリア。アンティーク工具からレコード、キャンプ用品、衣類雑貨など、オーナーの好きなモノが詰まっています。
  • 2階の天板ギャラリー。おうちに迎えたい家具が具体的にイメージできると人気です。
  • 「閑日」の庭を見下ろすテラス席は、ワンちゃんの同伴もOK。
  • 2階の吹き抜けには、約200冊の本が並ぶ「Book Wall(本の壁)」がドン! “LIFE”をテーマに小説や画集、絵本などがそろい、「閑日」でメニューを注文すれば席で本が読めるほか、購入もできます。
  • 「孚」でも提供されている「つぶつぶ納豆糀」(150g/520円)。豊能町の納豆店から仕入れた納豆を使ったオリジナルのごはんのおともです。
  • 1階から2階までぐるりと回遊すれば、お気に入りのアイテムがきっと見つかるはず。心躍るようなわくわくする気持ちが、こころをぽかぽかにしてくれました。

    JOZU+(ジョウズプラス)

    大阪府豊能郡豊能町余野10-1
    072-743-9131
    営業時間:【孚】11:00~15:00(L.O.14:00) 【閑日】11:00~17:00(L.O.16:30) 【家具・物販エリア】11:00-17:00
    定休日:月・火曜(祝日の場合は営業)

    配信元: anna(アンナ)

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