シャルル・ルクレールはFP1でトップ、FP2では3番手。ルイス・ハミルトンはそれぞれ10番手、11番手だったが、これは赤旗の影響も受けた結果だった。
これはバンピーなインテルラゴスで車高のアジャストに苦しんだサンパウロGPとは対照的な状況だ。
ルクレールがFP2終盤にギヤボックストラブルに見舞われたとはいえ、フェラーリはラスベガスで明らかに何かを見つけたようだ。
ルクレールは走行後、「起こったことすべてについて、少し誤解があった」と述べ、それほど心配していない様子を見せると、予選に向けての期待も口にした。
「正直言って、状況は悪くない」とルクレールは語った。
「でも、様子を見ないと。メルセデスは非常に強いと思うし、マクラーレンとレッドブルも争いに加わるはずなので、接戦になると思う」
「これからしっかり準備して、明日はポールポジション争いに加われることを願っている。でも、今のところはポジティブな結果だ。今日のペースは強かったと思う」
ハミルトンは、FP1でのアタックラップがスロー走行していたニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)に妨害されてしまい、FP2ではソフトタイヤでのアタックが赤旗だったことでまとめられなかった。
結果としては良くなかったものの、ハミルトンはメディアセッションでポジティブな様子だった。
「かなり良い感触だった」と、ハミルトンは語った。
「FP1は全体的に良い感触だったが、1周も(まともに)走れなかった。FP2でも同じだった」
「FP2ではマシンが改善されたし、セクター1ではFP1と同じように力強い感触があったけど、黄旗や赤旗が邪魔になってしまった。でもみんな同じ状況だ。良い学びを得ることができたので、明日が楽しみだ」
ハミルトンは、FP1では路面が非常に滑りやすかったと強調し、ラスベガスでの成功には難しいコンディションを克服することが鍵となることを改めて示した。ハミルトンは満足感から「今夜はあまり(マシンを)変更しないだろう」と明言したが、ルクレールは異なる意見を示した。
「明日のコンディションがどうなるかを予測し、明日は良いスタートを切ることが全てだ」とルクレールは語った。
「でも、マシンをどう改善したいか、かなり明確な考えがある。それが正しい選択だったかどうかは、明日わかるだろう」

