前OPBF東洋太平洋バンタム級王者の栗原慶太が、元日本スーパーライト級王者の細川バレンタイン氏のYouTubeチャンネル番組に出演。11月24日に行なわれるWBC世界バンタム級王座決定戦、同級1位の那須川天心と2位の井上拓真が激突する注目の一戦について語った。
2021年に井上と対戦して9回負傷判定(0-3)で敗れた栗原は、井上の“異次元”のディフェンス能力や戦い方の上手さにかなわなかったと振り返り、守備や駆け引きで井上が那須川を上回ると予想。スピードは那須川に分があり、リーチでも那須川の方が約15センチ長いものの、井上は苦にしないだろうと見通した。
「拓真選手は、速いのがそんなに嫌じゃなさそうな気はします。フェイントをかけると、反応がめちゃくちゃ速いんですよ。読まれているなぐらいの。リーチは短いです。でも持っている距離は長いです。当てないパンチを、すごく丁寧に使うので」
試合展開は、近距離の打ち合いではなく、遠い距離の技術戦になると見立て。そうした試合でこそ、井上の巧みさが際立つという。
「タイミングやフェイントで、仕掛けて誘ってとか。そういう駆け引きのなかで、拓真選手が入っていく。(パンチを)当てていく。で、また戻っていく。空間にパンチを出して、相手にパンチを出させて。そこからまたカウンターを取りにいく展開にしていけば、距離は関係なくなってくるので。カウンターの取り合いになるかと」
そう語った栗原は、スピードで上回る那須川が前半はリードするが、中盤以降に井上がテクニックや引き出しの多さで巻き返し、中差の判定勝ちで制すると結論付けた。
注目の一戦は、11月24日にトヨタアリーナ東京で行なわれる。
構成●THE DIGEST編集部
【画像】井上尚弥が3-0の判定勝ちで世界戦26連勝!|世界スーパーバンタム級タイトルマッチ 井上尚弥対ムロジョン・アフマダリエフ
【動画】栗原慶太が細川バレンタインと那須川天心vs.井上拓真を語り合う!
【画像】Prime Video Boxing11に華を添える5人のラウンドガールを特集!

