『CROSS OVER 2025』仙台サンプラザホール(2025年11月21日)
Hi69復帰戦&25周年記念試合 ○丸藤正道&拳王&ジャック・モリス&宮脇純太vsモハメド ヨネ&小峠篤司&大原はじめ&Hi69×
黄色靱帯骨化症(おうしょくじんたいこっかしょう)で欠場していたHi69が、約1年3ヶ月ぶりに復帰を果たした。
背骨の黄色靭帯が骨化して神経を圧迫する難病と闘いながらリング復帰を目指してきたHi69。2000年11月19日にプエルトリコでのヤス・ウラノ戦でデビューしており、故郷岩手にほど近い地元・東北でデビュー25周年記念試合も兼ねた復帰戦に臨んだ。
TEAM NOAHの仲間であるヨネ&小峠&大原と組んで、丸藤&拳王&モリス&宮脇組と8人タッグマッチで対決。鮮やかな金髪と新コスチューム姿で現れたHi69は先発こそ小峠に譲る形となったが、序盤から太鼓の乱れ打ちを仲間たちと決めた。ようやくタッチをもらうと、宮脇を場外に追いやり、矢のようなトペコンヒーロを敢行。大歓声を呼び込むと、得意のライオンサルトも披露した。その後、一転して集中攻撃を受けて劣勢に陥ったものの、モリスにブレーンバスターを決めて自力で反撃してみせる。
後半には丸藤と対峙。TEAM NOAHの援護を受けると、Hi69は得意のみちのくドライバーIIやトランスレイブを決めて気を吐く。丸拳の連続攻撃を受けると、守勢を強いられるが、丸藤の逆水平を浴びると、あえてTシャツを脱ぎ捨て雄叫び。東北のファンから大歓声を受けると、胸板を真っ赤に腫らしながらも、逆水平を返して食らいつく。丸藤の虎王を食らってもフォールを返して意地を見せたものの、最後は不知火を食らってごう沈。大の字になって3カウントを聞いた。
敗れども温かな“おかえり"の声援に包まれる場内。久々の痛みを噛み締めながらリングを下りると、解説席の齋藤彰俊さん(元TEAM NOAH)とも深々と頭を下げながら握手を交わして花道を下がった。
バックステージでも小峠から花束を渡されて感極まったHi69は「3人と齋藤さんがいてくれたんで倍、いや5倍以上の力が出せました」と感謝。とはいえ11・29横浜大会ではユニットの「継続か解散か」を占うTEAM NOAH興行がスタンバイしており、改めて4人一丸となって結団の雄叫びを上げた。
【試合後のHi69&ヨネ&小峠&大原】
▼ヨネ「おかえり」
▼大原「おかえりなさい」
▼Hi69「すいません。勝てなかったですね。すいません」
▼ヨネ「よかったよ。全然変わらなかった。うれしかったホントに」
▼Hi69「3人と齋藤さんがいてくれたんで倍、いや5倍以上の力が出せました」
▼小峠「Hi69さん、復帰、そして25周年おめでとうございます(と花束を贈呈) カッコよかったです。全然、休んでたとは思えない。これでまた久しぶりに4人そろって試合できたんでね。29日、もう一回TEAM NOAHで大会やりますんで、この勢いで盛り上がること間違いないと思うんで」
▼ヨネ「ぜひぜひね、チケットまだの方、ぜひぜひよろしくお願いします。当日、全員で全力で戦いますんで、よろしくお願いします」
▼小峠「じゃあ4人で。久々に4人で。よっしゃ29日まで頑張っていきましょう」
▼4人「TEAM NOAH!」

