

さらに「長期的に、例えばおむつの軽減税率の適用だったり、そういったところにもテコ入れしてほしい」「贅沢を言えば、長期的な安心がほしいかなと思ってしまう」と、持続的な支援策の必要性を語った。
ハレバレンサー(MC)として出演したコラムニスト・月岡ツキ氏は、子どもをもたない選択をしている立場から「子どもを育てている家庭のために税金を使うということに対しては基本的には賛成」とした上で、「子ども1人2万円を給付するということが、本当に最も良いやり方なのかというところは、まだ分からない」と慎重な姿勢を示した。
一方、評価できるポイントとして、東京大学経済学部・山口慎太郎教授の見解を紹介。山口教授は「出生率を押し上げる効果は期待できないが、物価高の中で子どもの生活を下支えする政策としては一定の意義がある」と評価。「子ども時代に経済的困窮を経験してしまうと心身の健康・学力・将来の所得などに長期的な悪影響が残る」という研究結果を根拠に、現金給付によって“今まさに必要な支え”を届ける重要性が語られた。
