Photo:Sirabee編集部お笑い芸人・永野さんと、お笑いコンビ・モグライダーの芝大輔さんのYouTubeチャンネル『永野とモグライダー芝のぐるり遠回り【テレビ朝日】』が19日、動画を更新。
2人は、飲み会で見かける“ある行為”に怒りをぶちまけました。
■必要な「無駄な時間」「最近の若者は!」をテーマにトークを展開した今回。芝さんは「僕らの世代が思い描いていた芸人像と、またちょっと違うんだろうな~」と、“芸人”という括りでも変わってきているとコメント。
永野さんは「(昔は)スマホも駆使してないから、無駄に飲んでたときって本当に無駄だから、(飲み会では)語り部として話すしかなかった」「でも今って(写真を)撮るじゃん。僕が寝ちゃったとしたら、それを撮ってあげたら、それは無駄ではない」と、撮影した人はのちにSNSにアップするため、飲み会=“無駄な時間”ではなくなったと説明しました。
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■芝「色気がなくなっちゃう」続けて永野さんは「今、なんでも効率じゃん? それダメだよね」と伝えると、芝さんも「ダメ!」と共感し、「そこをラクしちゃうと色気がなくなっちゃう」と頷きます。
永野さんは「なにしてるか分からない時間が面白いのに、なんでも写真撮るから…」「本当に集中してるとき、写真撮らなくない?」と話し、なんでも写真を撮ろうとする若者が理解出来ない様子。
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■撮影=会話が中断多くの飲み会に行くという芝さんは、飲んでいる仲間で写真を撮る人が多いといい、「(ピースサイン)やりますよ。でも…ごめん、言うけど、ちょっとだけ毎回腹たってる『もういいよ、写真』って」と本音を吐露。
永野さんは、飲みの席で熱く語っているなかで「写真を撮る」という行為があることで、中断されると説明。「秘密にしといたほうが面白い話とかあるけど、もうないもん」と、つねに“記録”されてしまう懸念から、話せないことも増えたと苦い表情を見せました。
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■無目的な「交流」が「記録」に心理学を学んでいた筆者としては、永野さんと芝さんの怒りは、単なる世代間のギャップではなく、むしろ人間の本質的な“交流”に関する問題提起だと感じます。
「無駄な時間」は記録や評価を目的としない、純粋な交流を通じて信頼関係が深まる貴重な時間。写真を撮るという行為は「交流」から「記録・公開」へと変えてしまいます。
便利な世の中になったことで、私たちは瞬間を「記録」できるようになりましたが、その代償として、無目的な交流が生み出す「人間関係の深み」を失っているのかもしれませんね。
■冬野とまと
千葉で生まれ、千葉で育ったアラフォーの編集&ライター。高校在学中にアメリカへ短期留学したことをキッカケに、卒業後はニューヨークの大学に入るも中退。
10年以上の放送作家の後ウェブの世界へ。多くのインタビュー経験を経てエンタメや社会問題の記事を書く日々。ときに、資格を持っている行動心理カウンセラーとして人の言動を研究することも。
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■【動画】該当部分は18:45~ (文/Sirabee 編集部・冬野 とまと)