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「実力でフェルスタッペンを上回った」FP1で3番手の角田裕毅にF1公式サイトも高評価! 一方で角田の発言に「やや問題がある」と専門メディア苦言

「実力でフェルスタッペンを上回った」FP1で3番手の角田裕毅にF1公式サイトも高評価! 一方で角田の発言に「やや問題がある」と専門メディア苦言

F1レッドブルの角田裕毅は現地11月20日、第22戦ラスベガスGPのフリー走行2回(FP1、FP2)に出走。FP1では27周回で1分35秒071のベストタイムを計測して全体3番手につけ、チームメイトのマックス・フェルスタッペン(4番手)を0.038秒上回った。続くFP2ではアタック中に赤旗が出た影響でタイム更新はならず、16周回でベストタイムは15番手の1分34秒692に止まった。

 2週間前のサンパウロGPでは全てのセッションで上手く機能せず、フラストレーションが溜まる週末を味わった角田。最後の3連戦で巻き返しを図るべく、アメリカに乗り込み、好調な滑り出しを見せた形だ。

 初日を終えた角田の反応はやはりポジティブだった。「全体的に、今日は自信を与えてくれる1日になり、良い形で初日を終えられて満足しています。FP1はとても力強い走りができたし、FP2はコースの問題で中断されたのは残念でしたが、それでもペース自体はあったと思います」とコメント。以下のように続けた(F1公式サイト『F1.com』より)。

「今、僕はこの車について理解し始めているところで、こうした低グリップのサーキットでは、常に車をコントロールし続けるので、しっかり自信が持つことが重要です。FP2では、FP1とは少し違うフィーリングでしたが、セッションが進むにつれて正しい方向へ修正できたし、ペースも悪くありませんでした。また、異なるセットアップを試せたのも良かったです。あとは明日に向けて、それらを全てまとめ上げるだけです」
 「(上位勢は)極めて僅差のなかで4チームがひしめき合う状態だと思います。なので、まだまだスピードを上げていく必要があります。今夜ライバルと比較して、より改善できるポイントを見つけられると願っているし、きっと見つけられると思います。明日は全力を尽くして結果を待ちます」

 F1公式サイト『F1.com』はレッドブルの初日について、「角田はFP1で、実力でフェルスタッペンを上回り、今季最も『RB21』を快適に操れているように見えた。(レッドブルの)両ドライバーが、落ち着いた仕上がりに見える車で速さを示せており、それは週末においての好材料だ。しかしFP2終盤の走行を、赤旗が出る前に完了できなかったため、2人とも本来の位置よりやや下に沈む形となった」と伝えている。

 各国専門メディアの報道では、ブラジルのF1専門サイト『GRANDE PREMIO』が「1回目のセッションに比べて2回目のセッションは、結果的にはそこまで好ましいものではなかったものの、角田は週末の残りのセッションに向け、セットアップでいくつかの改善を見つけられると確信している」と綴った。

 フランスのモータースポーツ専門サイト『NEXTGEN-AUTO』も、「良い感触でステアリングを握れており、RB21を上手く理解し始めている。今後に向けて自信を持っているようだ」とポジティブな報じた。一方で、前述した角田の「僕はこの車について理解し始めているところで――」とのコメントについては、「この車で20戦目を戦っていると考えると、やや問題のある発言とも言える」と指摘している。

構成●THE DIGEST編集部

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配信元: THE DIGEST

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